
沿線に集まった鉄道ファン
午前5時半ごろに麻績村を通過したカシオペア。午前6時過ぎには「稲荷山ストレート」にさしかかりました。
奥田圭さん:
「最高でした。ばっちり撮れました。いいお見送りになったと思います。同い年として、お疲れさまでしたと言いたいです」
神奈川から:
「新婚旅行の時に上りのカシオペアの一番後ろの展望スイートに乗りました。大勢の人がすてきな思い出を持っていると思うので、最後までみんなに思い出をありがとうと(言いたい)」
そして―。
(記者リポート)
「カシオペアがゆっくりと車両基地に入っていきます」
午前6時半ごろ、長野市の長野総合車両センターに到着しました。
市内から:
「ちょっとさびしいですよね。寝台列車って乗ったことないですから」
「まさか最後、こういう形で見ることができるとは思わなかったので、ちょっと神妙というか、約30年お疲れさまと」
JR東日本長野支社によりますと、沿線で目立ったトラブルなどはなかったということです。
JR東日本は、廃車にはするものの、今後、展望室のある1両を埼玉県内で展示するなど、有効活用することにしています。