
大木島さんの作品
木田さん:
「これ、なかなかかっこいいね。ちょっと重たいけどね、ちょっと肉があるけど、形はいいですね」
数本の鎌が木田さんの目に留まります。
木田さん:
「でも、すごいよね。2年でここまでできるのは大したものですよ」
大木島蓮さん:
「実感は自分だと湧かないので、そう言ってもらえればうれしい限りです」
木田さん:
「なかなか短時間でこれだけできる人はいないと思いますよ」

「修業中シリーズ」
実は、これまでにも「売り物になる」と評価されたものがあり、8月からオンラインショップでの販売が始まりました。「若き挑戦!修業中シリーズ」として6割ほどの値段で販売しています。
木田尚也さん:
「希望の星です。本当に明るい材料で、地域おこし協力隊であと1年半頑張ってもらって、地域に溶け込んでもらって、職人になってもらえれば本当にありがたい」
師匠は―。
“師匠”・石田俊雄さん(74):
「熱心さ、本当にやりたいという気持ちがあれば、こういうふうになっちゃうんだね。若いもんに期待もして頑張ってもらいたい」

「焼入れ」をする大木島さん
信濃町の伝統を守る19歳。職人としての技だけでなくその熱い"思い"も受け継ぎます。
“打刃物職人”目指す・大木島蓮さん(19):
「もっと練習して、ちゃんとした製品、問屋に見せたときに10本中9本は売れるよとなる感じにしたい。石田さんから言われていることをしっかり受け継いで、次の人にまた託せるようにやっていければ、恩返しになるのかな」