
資料
9月で一部のバス路線が廃止されるのを前に、沿線住民が長野市の荻原市長に要望書を渡しました。市営バスなど代替交通の通学時間に配慮した運行などを求めています。
アルピコ交通と長電バスは長野市内を走る「鬼無里線」や「高府線」「新町大原橋線」など6つの路線の廃止を打ち出しました。
長野市は一部の路線の廃止を2026年3月まで延ばしてもらう一方、乗合タクシーや市営バスなどの代替交通で地域の足を守るとしています。
8月19日は、このうちアルピコ交通沿線の七二会や信州新町など6つの自治協議会の会長らが市役所を訪れました。
信州新町地区住民自治協議会の会長:
「土日祭日等、公共交通は動かない。広域的なライドシェアみたいな新たな構築をしてもらって」
主な要望として、高校生への補助制度の拡充や、通学に配慮した便数の確保、平日夜間や土日の運行などを挙げています。
長野市・荻原市長:
「抜本的な改革をしていかないと時代の変化に追いついていけない。きょう頂いた意見を踏まえて新年度予算の編成にも生かしていきたい」
市は、補助制度の継続などのほか、土日の運行についても検討したいということです。