
買い物サポート
「地域の足」の確保とともに課題となっているのが「買い物弱者」の支援です。長野市のスーパーとタクシー会社は連携して、これまで買い物サポートを行ってきました。8月19日からそこに近くの靴店も加わり、買い物だけでなく足や運動の悩み相談も受け付けます。
長野市のスーパー「コープながの長野稲里店」。店に着いたのは「お買い物サポートカー」です。
利用者は早速、店内で「お買い物」。
利用者:
「重たいものも、いろいろと買えて助かる」
「コープながの」は2024年から、「中央タクシー」と連携し、送迎サービスを行っています。対象は、スーパーから車で15分圏内に住む住民。利用者はほとんどが高齢者です。
現在、登録者は120人で、組合員なら無料で利用できます。
利用者(80代):
「(運転免許を)返納して買い物に行けなくて、どうしようと思ってたので助かる」
「(買い物だけでなく)ここで話すのも楽しいよね」
利用者から好評のサービス。8月19日からさらに拡大しました。
こちらは近くの靴店。希望があれば「サポートカー」はコープでの買い物の後、「シューマート稲里本店」も回ってくれるようになりました。
篠ノ井地区に住む寺島泰子さん83歳。運転免許証を返納していて、「サポートカー」はなくてはならない存在です。
8月19日は「コープ」で買い物をした後、「シューマート」で足の悩みを相談。靴の中敷きも購入しました。
寺島泰子さん:
「(中敷きを)入れてもらうと、また新しい靴になったような気がする」
「(シューマートは)リニューアルしてからは1度も行っていないので来てみようかなと。このサービスはありがたくて、私にとってはなくてはならない」
シューマートを出た後は「中央タクシー」の車両が家まで送り届けてくれます。
国の補助金もありサービスを拡大しても無料で利用できます。
「コープながの」は、靴店と連携することで、買い物だけでなく健康を支える「生活支援」も目指したいとしています。
コープながの店舗事業部・吉沢大輔さん:
「買い物支援に生活支援を組み合わせた“地域密着型”の暮らしを支える移動支援を目指したい」