
トマト 長野市のスーパー
この夏の猛暑は野菜価格にも影響しています。長野市のスーパーでは、トマトやキュウリなどの夏野菜が例年より値上がり。店は、影響が長引くことを懸念しています。
レタスにトマト。こちらは長野市のスーパー「ファーム大沢屋」。新鮮な夏野菜が並びますが―。
客:
「こんなに高いんだって思う」
一部の野菜価格が高騰しています。
記録的な暑さとなった今年。雨も少なく全国の産地で一部の野菜が生育不良となりました。
ファーム大沢屋・坂口大さん:
「こちらのトマトになります。昨年と比べると3~4割ほど価格が高騰しています」
こちらの店ではトマトは1パック269円。(2024年は198円)
品薄状態が続いているということです。
キュウリも前の年の倍近い値段に。(1袋194円/2024年は99円)
レタスは産地の川上村や菅平高原での「ひょう害」が影響して、前の年の3倍以上に高騰しています。(1玉269円 /2024年は85円)
ファーム大沢屋・坂口大さん:
「地元産の商品を使いたいとは思うんですが、価格が高騰してしまうと、少し安価な県外の商品も仕入れる状況になっている」
客は―。
客(市内から):
「高いと思うね、いつもよりね」
「(食卓でも)使いづらいね、例年もうちょっとふんだんに使えたのに、使えない」
厳しい残暑も続き店は今後への影響も懸念しています。
ファーム大沢屋・坂口大さん:
「まだ高温で残暑もしばらく続くようなので、状況としては改善の見込みがない。9月いっぱいは現状通り(高値)にいってしまうと思います」
一方、お手頃な野菜も―。
ファーム大沢屋・坂口大さん:
「今、価格が安いのは、キャベツになります。産地の群馬が出荷量が増えていて、市場としては飽和状態で、値段が下がっている」
比較的、気候の影響を受けにくいキャベツは1玉161円と2024年(193円)より2割ほど安くなっているほか、ズッキーニも豊作で3割ほど安くなっているということです。(1本75円/2024年は106円)
今後、ジャガイモやタマネギなども値下がりしていく見通しだということです。
ファーム大沢屋・坂口大さん:
「一番待ち遠しいのは雨、可能であれば暑さが早めに落ち着いてもらえるとありがたい」