
「第一回全国こども平和サミット」
8月6日の平和記念式典にも参加し、黙とうを捧げました。
広島の中学生:
「戦争を体験した人たちは戦争から目を背けずに平和への願いを伝えてきました」
式典の後、開かれたのが「第一回全国こども平和サミット」。
広島市が若い世代に「平和」について考えてもらおうと被爆80年の今年、初めて開催しました。諏訪市の中学生も含め、式典に出席した全国の子どもたち1100人余りが参加しました。
6歳で被爆した梶矢文昭さんが体験を語りました。
梶矢文昭さん:
「その瞬間です、それは光りました。ぴかーっと光った、ぴかーっと光って、庭にある木の葉っぱが真っ黒になって溶けるのをみました」
梶矢さんは爆心地から1.8キロの場所にあった国民学校で2つ年上の姉と被爆。
何とか1人、がれきの下から抜け出して山へ逃げると眼下に広がる広島の街は一面が火の海でした。その後、学校に戻ると姉も、友人の多くも亡くなっていました。
梶矢文昭さん:
「(被爆後すぐに)『お前は生き延びている、この地獄のような原爆の様子を後の世に伝えよ』と手帳にメモした。被爆者の1人として(原爆投下)3度目を許してはいけない、何としても止めないといけない」

平和記念式典
県内の中学生が見た被爆地・広島。
戦後80年、「平和」とは何か?若い世代が何をすべきかを考える機会となりました。
諏訪市立諏訪西中学校 藤森友希乃さん:
「平和はみんなが幸せで、みんなが楽しく生きていけるようなことだと思うので、平和にするために、一人一人が少しずつ考えて広がればいい」
諏訪市立諏訪南中学校 麦島沙音さん:
「(今回の旅を通して)平和とは世界の中で、みんなが安心して楽しく暮らせる世の中だと思う。もっと自分の考えを深めていろいろな人に伝えたい」