YouTube X Instagram

【戦後80年】「平和への思い固めたい」中学生が見たヒロシマ 記憶や教訓の継承が課題の中、若い世代が感じたことは「世界が平和になることが一番」#戦争の記憶

広島市

原爆で焼け野原となった広島。犠牲者には若い世代も多くいました。

元高校教師 川島弘さん:
「戦争は何らかの理由で大人が始める。そして誰が犠牲になるかというと、子ども、女性、社会的弱者です」

中学生はー

諏訪市立上諏訪中学校 小松健さん:
「(実際に広島で)原爆の悲惨さや平和の意味を知れたらいい」

諏訪市立諏訪南中学校 麦島沙音さん:
「広島ではまだ自分が学んでいないことを肌で感じて、現地でしか見られないものをみて、自分の中の平和への思いを固めたい」

「原爆の子の像」

式典前日の8月5日、広島市を訪れた8人はまず、平和記念公園を見学しました。案内するのは観光ボランティアガイドの柴田武志さん(77)です。

観光ボランティアガイド・柴田武志さん(77)
「貞子さんだけでなく、原爆で亡くなった子どもたちを慰霊する像を建てようと」

「原爆の子の像」は、2歳の時に被爆し、12歳で白血病で亡くなった佐々木貞子さんがモデルになっています。貞子さんは病気を治す願いを込め、折り鶴を作り続けました。亡くなった後、友人らが平和への願いを込めて像を建て、現在に至るまで、全国から折り鶴が寄せられています。

観光ボランティアガイド・柴田武志さん(77):
「願いがかなう、希望がかなう前提条件は何でしょう」

中学生:
「平和であること」

観光ボランティアガイド・柴田武志さん(77):
「正解。平和の反対は戦争です、戦争がないこと、それが皆さんの夢や希望が叶う前提条件なのです」

原爆ドームも見学

中学生も折り鶴を捧げ、原爆ドームも見学しました。

観光ボランティアガイド・柴田武志さん(77):
「戦争とはこんなにむごいものということをしっかり知って、20年、30年、40年先にはきょう来た皆さんが平和のリーダーになってほしい」

諏訪市立諏訪中学校 矢島櫻さん:
「被爆した建物がいっぱいあって、原爆の威力がとてもすごいなって」

諏訪市立諏訪西中学校 藤森友希乃さん:
「戦争や原爆など悲惨なことが起きてしまったことを絶対に忘れてはいけない」

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ