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心肺停止の状態…通りがかりの登山者が心臓マッサージして心拍が再開 週末、北アルプスなどで遭難7件 落石、転倒で3人重軽傷 技量不足、体調不良、疲労で行動不能 道迷いで一時、行方不明 県警が注意呼びかけ

■転倒して骨折 

資料 北アルプス

北アルプスの涸沢では3日朝、下山中の東京の57歳の大学教授が転倒して動けなくなり、警察などに救助されました。

遭難したのは東京都文京区の57歳の大学教授の男性です。

男性は7月30日に単独で上高地から入山し、3日は涸沢から下山していましたが、午前6時過ぎに転倒して自力での歩行が出来なくなりました。

通りかかった登山者から通報を受けた、常駐の長野県警山岳遭難救助隊員と山岳遭難防止常駐隊員が男性を背負って下山し、午前9時半前に救急隊に引き継ぎました。

男性は松本市内の病院に搬送されましたが、右脚を骨折していたということです。

■体調不良で行動不能に

資料 北アルプス蓮華岳 

北アルプス蓮華岳では3日、縦走中の東京の51歳の公務員の男性が体調不良で動けなくなり、長野県警のヘリで救助されました。

遭難したのは東京都三鷹市の公務員の男性(51)です。

男性は3日朝、6人パーティーで山小屋を出発し、蓮華岳の山頂を経て「蓮華の大下り」を降りはじめましたが、午前8時半ごろ標高2400メートル付近で呼吸困難などで行動不能となり、同行者が警察に救助を要請しました。

長野県警のヘリが午前10時40分過ぎに男性を救助し、大町市内の病院に搬送しました。

パーティーは3泊4日の予定で8月1日に大町市の扇沢から入山し、針ノ木岳などを経て4日に七倉に下山する予定でした。

■落石で1人負傷 2人が技量不足で行動不能

資料 北アルプス槍ヶ岳

北アルプス槍ヶ岳では登山者の神奈川県の男女3人が遭難して、ヘリコプターで救助されました。1人は落石を受け負傷、2人は技量不足により行動不能となりました。

3日、槍ヶ岳の北鎌尾根(標高約2450メートル)で横浜市の公務員の女性(60)が落石を受け負傷、いすれも会社員で横浜市の男性(61)と川崎市の男性(47)が技量不足により行動不能となりました。

午後0時20分頃、遭難した1人から「3人パーティで槍ヶ岳に向かっていたところ、北鎌のコル手前付近で同行者が落石を受け、頭から出血している」と110番通報がありました。また、男性2人も技量不足のため行動不能になったことから、救助要請があり、長野県警ヘリが出動し、午後2時前、3人を救助しました。女性は大町市内の病院に搬送され、左側の頭部にけがをしているということです。

男性2人にけがはありませんでした。

3人は2日、2泊3日の予定で上高地から入山していました。

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長野放送ニュース

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