
あまあづみのシュークリーム(あづみ野菓子工房 彩香)
特集は旬の「夏秋イチゴ」です。長野県安曇野市生まれの新品種「あまあづみ」を使ったスイーツを地元菓子店が販売するフェアが開かれています。それぞれ工夫を凝らし「あまあづみ」をPRしています。

あまあづみ
パフェに、ショートケーキ。シュークリームも。
現在、安曇野市で7つの菓子店が自慢のスイーツを販売する「フェア」が開かれています。
全てのスイーツに使われているのが、安曇野生まれの夏秋イチゴ「あまあづみ」です。
ニューモラス・大塚泰裕シェフ:
「(あまあづみは)すごくジューシーで香りも良くて、なおかつ甘味も強い」

安曇野市の夏秋イチゴ
夏秋イチゴはその名の通り夏から秋にかけて収穫されるイチゴ。
安曇野市は北アルプスの豊富な地下水と涼しい気候が栽培に適していて、20年ほど前から生産が始まりました。
可能性を感じた若手の新規就農者も多く農家の数は50軒を超え、本州有数の生産地となりました。

2024年7月取材
さらに安曇野生まれの新品種も誕生!それが―。
児童:
「あ・ま・あ・づ・み。あまあづみです」
地元農家が約8年かけて開発し2024年、小学生が名前を考えた「あまあづみ」です。
従来の夏秋イチゴより甘みと香りが強いということです。
児童:
「甘酸っぱくてジューシーでおいしい」
「すごく甘かった」
開発した農家・堀井勇司さん:
「食べて一言目で『甘い』と言ってもらえて、安曇野で育ったイチゴの特徴をよく捉えている。安曇野に来て、実際に安曇野で食べていただきたい」

あまあづみスイーツフェア(2025年6月27日~7月21日)
「あまあづみ」は今が旬。多くの人に知ってもらいたいと市や農業関係者らでつくる「プロジェクトチーム」は現在、「スイーツフェア」を開催中。
市内7つの菓子店が「あまあづみ」を使って工夫を凝らしたスイーツを販売しています。

イチゴのソルベ、抹茶のクッキー、カットした「あまあづみ」を入れる
豊科に2025年2月にオープンした洋菓子店、「ニューモラス」。
「あまあづみ」をふんだんに使ったパフェを販売しています。
シェフの大塚泰裕さん(43)は6月、市の紹介で初めて食べ参加を決めました。
ニューモラス・大塚泰裕シェフ:
「何に使っても間違いないイチゴだなという印象。せっかくやるなら特別なものを作りたいなと、今回パフェにしました」