■”山菜の王様”タラノメ

タラノメ
さて、この時期に注意しなければいけないのがクマ。冬眠から覚めて活発に動き回ります。県は山に入る際はクマ鈴など音の鳴るものを携帯し、複数人で行動するよう呼びかけています。
しばらく山を歩くと―。
赤池さん:
「これわかりますか?」
記者:
「タラノメですか?」
赤池さん:
「はい、本当に皆さんお好きですよね」
”山菜の王様”タラノメも!
赤池さん:
「今年は春が遅かったというか、出方は例年より遅かった。でもここにきて例年並みになったのかな」
■酸っぱい「スイバ」

スイバを試食
こちらの山も5日から1週間ほど遅れていましたが、このところの暖かさで一気に生育が進みたくさんの山菜が顔を出していました。
赤池さん:
「ありましたね、これが本当に平凡な草ですけど味は平凡ではないという」
見つけたのは「スイバ」。食べてみるとその名の通りの味です。
(記者リポート)
「酸っぱい、すごく酸っぱいですね。レモンを食べたときのように唾液がぶわっと出るような酸っぱさがあります」
酢の物や天ぷらで食べるのが定番ですが、赤池さんの店では少し変わり種で提供しているそうです。
赤池さん:
「うちの店では、これをジャムにする。酸っぱいおいしいジャムができるんですよ」
■2時間で10種類以上が見つかる

2時間ほどで10種類以上に
他にもつぼみと葉っぱ両方、食べられる「ニワトコ」やキュウリのような香りでおひたしにすると絶品という「イワガラミ」など2時間ほどで10種類以上の山菜が見つかりました。
赤池さんが待ちわびた「春」。この時期の山は”食材の宝庫”です。
赤池さん:
「最高のシーズンになっていますね。実は通り過ぎて紹介しなかった山菜もまだいろいろあるんですけど、きりがないので(笑)。(名人にとって山菜とは?)ここまでくると人生の一部になってきましたね」
■採れたての山菜で「草鍋」

草鍋(草鍋コース5000円~)・山菜9点盛り (やま茶屋)
採れたての山菜を赤池さんの店で調理してもらいました。
カンゾウやウドなど7種類の山菜がぜいたくに使われた「草鍋」。
草鍋コース5000円~
カンゾウをいただく―。
(記者リポート)
「ほんのり甘みがあって、優しい青っぽい味、癖が少なくて食べやすいです」