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消防団の「期待の星」西アフリカ・ベナン出身のモーリスさん(37) 担い手不足の分団…地域への恩返し「みんな困ってる、村の仕事ならやりますと心に決めた」

伊那市消防団東部方面隊第一分団・矢澤伸保部長

消防団も人手不足。モーリスさんが大きな力に。

伊那市消防団東部方面隊第一分団・矢澤伸保部長:
「本当にムードメーカーみたいな方なので非常に助かってます。なり手不足もあるので、モーリスさんとか若い世代の方が入ってもらえると活気も出てくるし、今後の期待の星かなって思います」

■移住9年 日本とベナンとの架け橋に

地域の子どもたちに家や庭を開放

移住して9年。すっかり地域になじんだモーリスさん。今度はベナンの良さや文化を地域に伝え、根付かせたいと思うようになりました。ベナンは他の家の子どもも区別せずに村や地域ぐるみで育てます。

モーリスさん夫婦は今、長期休みなどに地域の子どもたちに家や庭を開放し、誰でも遊べるようにしています。

妻・自由理さん:
「このユニークな、唯一無二のこの場所なり、夫たちなりを伝えていくことで、きっと気分が軽くなる人もいるだろうなって。ここに来て、『あー楽になった』とか、『パワーもらっていくか』、という感じになってくれれば」


イェリマ・モーリスさん

イェリマ・モーリスさん:
「一緒に畑をやろうかなと思ってる、それを教えたい。うちの子どもだけじゃない、隣の子どもたちも来たら一緒に植えたり、いろいろ教えたり。自分の場所だけじゃない、みんなの場所なんです」

日本とベナンの架け橋に。

モーリスさん家族はこれからも伊那谷で暮らしていきます。

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