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「震度3、4が夜中まで連発」18日夜、長野県内で最大震度5弱…その後、50回以上の地震 1週間くらいは同程度の地震に注意

震度図

4月18日金曜日の夜は驚いた人も多かったのではないでしょうか。長野県北部で最大震度5弱を観測する地震があり、石積みが崩れるなどの被害があったほか、交通機関にも影響が出ました。気象庁は発生から1週間くらいは同じ程度の地震に注意するよう呼びかけています。

18日午後8時19分頃、県北部で最大震度5弱を観測した地震。松本市の長野放送中南信支社のカメラには、大きな横揺れが15秒ほど続き、棚から物が落ちる様子が映っていました。

地震の規模を示すマグニチュードは5.1で、大町市、筑北村、小川村で震度5弱を、長野市、松本市などで震度4を観測しました。

消防によりますと、山形村で避難しようとした16歳の男性が転倒し、軽いけがをしたということです。

地震の影響で、JR篠ノ井線が、一時、運転を見合わせ、駅は多くの人で混雑しました。

松本駅にいた人:
「電車の中で座っている時に急に揺れ出して」

(記者リポート)
「午後10時半前です。地震からおよそ2時間が経ちました。今、大町市役所の中では担当者が集まり被害状況を確認しています」

震度5弱を観測した大町市や小川村では、職員が被害状況の確認など対応に追われていました。

大町市・牛越徹市長:
「これが前震や余震という可能性もあるので、本格的な地震が来ないことを祈りながら警戒するように共通認識を持ったところ」

一夜明け、被害の様子がわかってきました。

(記者リポート)
「昨夜の地震の影響で石垣が崩れ、通行できなくなっています」

震源に近い大町市八坂では道路脇の石垣が崩れたほか、屋根瓦が落ちた家も。市によりますと、屋根の被害は住宅と倉庫で少なくとも14棟にのぼっています。

住民:
「震度3とか4とか夜中まで連発していたので、夜2時、3時くらいまでそれの方が怖かったですね」

覚音寺では、鎌倉時代に作られた国の重要文化財の持国天立像が倒れ、頭の後ろが外れるなどの被害がありました。

覚音寺・與儀龍祥 住職:
「予測もできず、止めることもできなかった。仏心というか魂はここにいると思うので早く御仏体を修理できればいいと思う」

筑北村でも、公民館の瓦が外れたほか、住宅4棟で土壁がはがれるなどの被害がありました。

震度5弱の地震の後、同じ地域での地震は50回以上に上っていて、気象庁は、発生から1週間くらいは同じ程度の地震に注意するよう呼びかけています。

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