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黄色の帽子ではなく…小学校で「ヘルメット登下校」昭和40年代から着用 長野県東信地方では“当たり前” 自家用車が普及…全国で交通事故死は1万人超「通学途中の重大事故の防止に」

浅間山の火口周辺

東信地方にも活火山の浅間山があり、軽井沢町の担当者は「明確な導入の理由は分からないが、交通安全だけでなく浅間山の噴火に備えたものだと言う人もいる」としています。

■子ども議会で議題に上がったことも

ヘルメット

ヘルメットを巡っては、こんな声も。

平成24(2012)年の佐久市子ども議会では。

小学生の質疑:
「夏は暑く、6年間同じサイズなのできついです。帽子にした方がいいと思います」

教育委員長(当時):
「これまで3年余りで小中学生の登下校中の交通事故は8件。ヘルメットをかぶっていたこともあり、軽いけがですみました。ヘルメットは皆さんの命を守るために渡しています」

■「安全に楽しい学校生活を」

「ヘルメット登校」

新入生の保護者は。

父親:
「子どもを大事にっていう意味では、頭が一番大事ですから、ヘルメットをかぶらせているんでしょうね。でも知らなかったです、この辺だけだったんですね」

父親:
「事故とか災害とかいろいろ多いので、ちょっとでも親としては安心」

東信地方を中心に続く「ヘルメット登校」。「発祥」は、はっきりしないものの、子どもの安全を願う気持ちがヘルメットに込められていることは間違いないと言えそうです。

佐久市生活環境課・畠山武尚さん:
「黄色いヘルメットがドライバーから目立つ色となっていて、通学途中の安全に寄与していると考えている。あごひもをしっかりと締めてかぶっていただいて、安全な通学をしていただいて、楽しい学校生活を過ごしていただければ」

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