YouTube X Instagram

「井上百貨店」といえば…あのテーマソング 長野県民おなじみ「街はメロディーフェア〜」40年前歌唱のサーカス「また歌いたい」 本店閉店後も系列店で継続

■松本でのコンサートで歌うと

松本で開いたコンサート(2024年10月) 提供:サウンドサーカス

CD発売もしていないため長年歌うことはありませんでした。しかし、2024年10月、松本で開いたコンサートで。

叶高さん:
「松本に行くんだったら、この曲を歌いたいと一致しました。その曲を聴いてもらいたいんです。それでは特別バージョン、他では歌いません」

♪「街はメロディーフェア~」

美しいハーモニーを響かせます。

叶ありささん:
「歌い始めたときの、お客さまのザワっとした感じ、すごく忘れられない」

吉村勇一さん:
「聞こえた瞬間にああ!っていう。すごくうれしかったです」

叶高さん:
「他じゃやらないですからね、特別感ですよね、本当にね」

■系列店に「歌いに行きたい!」

4人組コーラスグループ「サーカス」

井上によりますと、統合する系列店・山形村のアイシティ21では、今後も店内で流す予定。そのことを伝えると。

叶ありささん:
「行きたい!聞きに行きたい!」

叶高さん:
「いや、歌いに行きたい」

叶ありささん:
「いいね!急に歌って回る」

吉村勇一さん:
「1日4回のタイミングのどこかで」

叶正子さん:
「この歌を通じてつながってるというか、それはとてもうれしく思います」

叶ありささん:
「この曲とともに、そうやってふわっとこの曲を聴いて、その時の家族の楽しい思い出とか、そういうものがよみがえったらすごくいいな」

店はなくなっても、思い出は曲と共に。

■従業員にも忘れられない曲に

接客する中村さん

従業員にとっても忘れられない曲になりそうです。婦人服売り場に20年以上勤めてきた中村弘子さんはもともとサーカスのファン。

井上の婦人服売り場に勤務・中村弘子さん:
「最初に開店の時にこの曲聞くと、なんかきょうも1日頑張ろうっていう気持ちにさせられますね」

曲に励まされながら、心を尽くして接客してきました。その日々ももうすぐ終わりです。

中村弘子さん:
「自分の生きがいだったかなっていう感じはしますね。心を込めて接客するとお客さまもそれに応えてくださるので、本当に人対人のお仕事なので、とってもやりがいがあるお仕事じゃなかったかなという気がします」


井上百貨店(3月25日)

長年愛されてきた「メロディーフェアへようこそ」。

井上百貨店で聞けるのは閉店日の3月末までです。ただ、統合する「アイシティ21」と、井上に親しんできた客の心の中では生き続けます。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ