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スギ花粉の飛散  東京、神奈川、静岡ではすでに…飛散量は2024年の約1.5倍の所も 医師「早めの治療や対策を」

長野県内は2月下旬ごろから花粉の飛散が始まる予想

これからシーズンを迎える花粉症です。日本気象協会によりますと、東京や神奈川、静岡ではすでにスギ花粉の飛散が始まっていて、長野県内は2月下旬ごろから始まる予想です。夏の気温が高く日差しも多かったため、飛散量は、2024年のおよそ1.5倍に、過去10年の平均と比べてもおよそ1.1倍となる見通しです。早くて多い予想の今年のスギ花粉。医師は、症状を少しでも軽く済ませるためにも早めの治療や対策が大事だと話します。

花粉の飛散開始予想

アレルギー診療が専門の松本市のクリニック。

みのしまクリニック・蓑島宗夫院長:
「今年も花粉症の治療ですね」

今年も「花粉症」の患者が増える時期となりました。

花粉症歴 約15年・50代:
「薬を飲むの遅くてくしゃみが止まらないということがありましたので、予防も兼ねて」

みのしまクリニック・蓑島宗夫院長:
「ここ数年の傾向として3月ではなくて2月に飛び始める傾向があって、暖冬傾向なのでやや早いと思います」

花粉の飛散を確認する、みのしまクリニック・蓑島宗夫院長

院長の蓑島宗夫医師。県松本保健所が行っていた花粉観測を2021年から引き継いでいます。

取材した2月7日はー。

みのしまクリニック・蓑島宗夫院長:
「スギ花粉の飛散数はゼロです」

県内では飛散は始まっていませんが、クリニックにはすでに、花粉症の患者が訪れています。早めの治療のためです。

花粉症歴2~3年・40代:
「できるだけひどくならないように、まだ私は軽いからいいんですけど、そこが一番」

みのしまクリニック・蓑島宗夫院長:
「症状が出る前とか、症状が出始めたらすぐに治療を始めて以後継続する方が、目や鼻の敏感さが増していかないので、そのシーズンを楽に過ごせるかどうかに大きく関わっておりまして」

早めの治療と合わせて大事なのが、「花粉を身に着けない、持ち込まない」ことです。

みのしまクリニック・蓑島宗夫院長:
「服の上着を玄関で脱ぐとか、外で払える条件がある時は払うのがよいかと思います。3月と4月は、布団や洗濯物は家の中で干した方がいいかなと思います」

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長野放送ニュース

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