■クリスタ―の幸せ願い

「クリスター」と散歩する児童たち
「クリスター」の魅力を伝え、会いに行ってもらおう。できれば、飼ってくれる人を見つけたい。
牧場の理解を得て、児童たちはPR活動を始めることにしました。
テレビ局に取り上げてもうらおうと手紙を書いたのもその一つです。
伊那小学校 3年春組・折山智昭 教諭:
「子どもたちの方からそういう言葉が語られるのは、到底想像していなくて、クリスターのその後の幸せという目線があるんだなと」

児童たちが制作したポスター
こちらは冬休み中、観光地や知り合いに配ったポスターです。
「クリスターに会いに行ってほしい」というメッセージが書かれ、QRコードでPR動画にアクセスできるようになっています。

児童たちが制作したPR用のYouTube動画
(制作したPRのYouTube動画)
「止まっていると、ハグできます」
「もこもこで気持ちよさそうですね」
「馬は真後ろが見えないので、お尻に近づくときはゆっくり優しく近づきましょう」
■児童たちがPR活動

宛名書きを担当する児童
この日も、次のPRに向けた準備。
児童:
「(何書いてるんですか?)小学校にクリのポスターを貼ってもらうために」
ポスターを県内の小学校に貼ってもらおうと、住所を調べて宛名を書いていました。
児童:
「折山先生、これでいいかな?」
折山智昭 教諭:
「まず漢字が違う。『御中』も入ってない」
宛名書きは370校分!
児童:
「(頑張れそう?)うん。クリのためだから、やるしかない」

キャンプのチラシ作り
こちらは依頼文の担当グループ。
児童:
「校長先生に向けて、チラシをそこに貼ってもらえませんかという手紙を書いています」
3つ目のグループはー
児童:
「タイトルどうします?」
「これは?」
「これ、ちょっと長い。タイトルは、内容をまとめた感じでズバンと」
「ポニーとキャンプ?」
「いいんじゃない?」
2月、開催する予定の「クリスターミニキャンプ」のチラシです。触れ合いたい人、飼いたいという人に来てもらい、お世話の仕方などをレクチャーします。
児童:
「見た人が気になって、行ってみようかなって思ってくれるようなチラシに」
■児童は2年半の飼育で成長

「かわいいクリスターにあいにきてね~」
「クリスター」のために奮闘する児童たち。自分たちで考え、行動できるようになったのは責任を持って2年半飼育してきた証しといえそうです。
最後に、春組希望のPRタイムをどうぞ。
児童たち:
「かわいいクリスターにあいにきてね~。ぼくたちもまってます!ぜひきてね、わ~!!」
※体験会「クリスタ―ミニキャンプ」 2月11日(火・祝)、23日(日)9~12時 伊那小で開催