
児童たちが素手で掃除
エサを食べている間にー。
児童:
「馬ふんとかクリスタのおしっことかを取り除いて、きれいな“布団”にしている状態。(みんな素手でやってるの?)手間なので素手でボロ(ふん)を取ってます。できたてホヤホヤ以外は!(笑)」
■お散歩も

「クリスタ―」の歌を歌いながら散歩する児童たち
食事の次は「お散歩」。
児童:
「モデルになれて、うれしいね」
着いたのは近くの空き地。住民の協力で草を食べたり、遊んだりする場になっています。
♪「いつでもかわいいクリスター」作詞・春組:
「世界で一番なかよくなろう~、たべてるところ~もぐもぐもぐ、寝ているところすやすやすや、ぼーっとしているところ、全部大好きクリスター」
■一緒に過ごす日も残り少なく…

児童たちにはある「心配事」が
こうやって過ごす日も残り少なくなってきました。
児童:
「帰っちゃって寂しい気持ちと、今までありがとうっていう気持ち」
「(いなくなったら?)え、みんな泣く。泣くと恥ずかしいから、何かやだ」
寂しさの他に児童たちはある「心配事」を抱えていました。
児童:
「クリスターは乗れなくて、お仕事ができなくて、ずっと馬房の中に(いることになる)。その中で暴れると思うんだよね。せまくて、心配」
■心配…寂しい思いするのでは

「クリスタ―」が戻る蓼科ポニー牧場(1月26日)
1月26日―。
「クリスター」が戻る蓼科ポニー牧場。
馬8頭、ポニー22頭がいてふれあい体験や乗馬レッスンが行われています。

「クリスタ―」と児童たち(提供:伊那小学校)
蓼科ポニー牧場・濱島彬祥 牧場長:
「かわいがってもらって感謝していますし、クリスターを通して大きな学びがあったんじゃないかなと期待しています」

「クリスター」の周りに集まる児童たち
「クリスター」は人間でいうと40歳。もう人は乗せず、「ふれあいポニー」となる予定です。
ただ、児童たちはにぎやかな環境に慣れたクリスターが寂しい思いをするのではと心配しています。
児童:
「こんな生活をずっと続けているので、途中で終わったら(クリは)絶対悲しくなっちゃう」
「クリを少しでもいいから触ったり、もしよければ飼ってもらったりしたいので、テレビとかに映してもらいたい」