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ポニーの幸せ願って お別れの日近づく…小学1年生から2年半、飼育 牧場に戻っても「寂しい思い」しないため、児童が「クリスタ―」のPR活動

伊那小・3年春組、ポニーの「クリスター」

特集はポニーとお別れする長野県伊那市の児童たちです。飼育してきたポニーを牧場に返す日が近づき、児童たちはずっと幸せに暮らせるようにとPR活動を始めました。NBSにも協力を求める手紙が。小学校を訪ねてみました。

■児童から届いた手紙

1年生の9月に蓼科牧場(茅野市)から借り受ける(提供:伊那小学校)

白い毛並みのポニー。名前は「クリスター」です。

伊那小学校・3年春組が、1年生の時から「クリ」「クーちゃん」などと呼んで、かわいがってきました。

3年春組の児童:
「全部、かわいい。くーちゃんはどこでもかわいいから」
「食いしん坊で、甘えん坊で、ちょっとツンデレがある」
「(みんなにとってどんな存在?)春組の一員!」

児童から長野放送に送られてきた手紙

春組と2年半、一緒に過ごしてきましたが、お別れの日が近づいています。クラス替えを前に3月には牧場に返さなければなりません。

今回、取材クルーが小学校を訪ねたのは、12月に届いた春組からの手紙がきっかけです。そこには、別れた後の「クリスター」の幸せを願う児童たちの思いがつづられていました。

(児童から届いた手紙)
「クリスターは、わたしたちになでられて安心していたと思います。なので、ぼくじょうに来たお客さんにさわってもらって、クリスターが少しでも安心してすごしてほしいと思っています。そのためにも、1人でも多くのお客さんがクリスターに会いたいとぼくじょうに来たり、クリスターをいろんなひとに宣伝しようとしています。この活動をテレビでしょうかいさせていただけないでしょうか」

■登校したら「クリ」のもとへ

「クリスター」の小屋は児童たちの手作り

「クリスター」がやってきたのは1年生の9月。

蓼科ポニー牧場で出会った「ユニコーン」のような姿のクリスターが好きになり、貸し出してもらうことになりました。


児童たちが集めたアルミ缶(提供:伊那小学校)

小屋は児童たちの手作りです。屋根には「ユニコーン」の角。

飼育費用の半分は児童たちがアルミ缶を集めて調達してきました。

食いしん坊の「クリスタ―」

毎朝、小屋の前にはランドセルがずらり。登校したらまず、「クリスター」。日々の世話は、「当番」を決めなくとも自然と行われているそうです。

3年春組の児童:
「トウモロコシを乾かして潰したもの」

エサは牧草に飼料を混ぜます。

児童:
「クリ、おまたせしましたー!」
「『ふすま』と『圧ペン』(飼料)が大好きで、チモシー(牧草)は、後でおいしく食べるって感じ」
「食いしん坊。食べても食べても足りない」

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