■高齢の住民がふらりと… 給油所は憩いの場

ふらっと立ち寄った福原一郎さん(99)
午後3時、高齢の男性が歩いて来店。
福原一郎さん:
「ここも雪多いな」
秋山SS スタッフ・砂川界さん:
「そろそろ屋根(の雪)下ろさないと」
近くに住む福原一郎さん(99)です。
福原一郎さん(99):
「(何歳ですか?)え?野ウサギ?」
この日はふらっと立ち寄っただけ。
福原一郎さん(99):
「(ここはどんな場所?)遊びの場所。これなきゃ不自由なんだ」
秋山SS スタッフ・砂川界さん:
「燃料買う場所以外にも、文字通り『油売る場所』ってことですね」
給油所は冬の憩いの場にもなっていました。
砂川界さん:
「(住民と)ここでお茶飲んだり、話するのは好きなので楽しいですね。今、人生で一番楽しい時期なので、ここにはこれからも居続けたいと思います」
■価格高騰の影響懸念も「スタンドも一緒に生き続けるべき」

「秘境」の暮らしを支える「秋山SS」
秋山郷を支えるいわば「インフラ」となっている給油所ですが、現在のガソリン価格の高騰は利用者の更なる減少を招きかねず、福原社長は影響を懸念しています。ただ、そこに暮らしがある限り、給油所は地域と共にあるべきだと言い切ります。
秋山SS・福原和人社長:
「困っていることがあれば、そこになんとか手を差し伸べて、お互いに助け合う。人数の多い少ないに関係なく、秋山地区に人が暮らしている以上は、ずっとこのスタンドも一緒に生き続けていくべきだろうなと思います」