■雪崩で出動の除雪車に配達

秋山郷は「マタギの里」
秋山SS スタッフ・砂川界さん(電話):
「はい、秋山スタンドです。昼ですか?今?ちょっとまだローリーの雪掘り出していないんで」
秋山SS スタッフ・砂川界さん:
「(電話は)配達ですね。除雪車の。朝の4時ごろに雪崩で出動して、いま戻ってきたみたいで」
急いでタンクローリーの雪を下ろして給油へ。除雪車が動かなければ秋山は雪に閉ざされてしまいます。
もともと東京でシステムエンジニアとして働いていた砂川さん。秋山のある文化に憧れて移住しました。
秋山SS スタッフ・砂川界さん:
「ウサギ、シカ、イノシシ。獲物がいれば、鉄砲を持って出たりもします」
秋山郷は「マタギの里」。秋田のマタギが猟を伝えたとされ砂川さんは猟を習っています。

除雪車に給油
国道の駐車スペースに止めてあった除雪車に給油。
秋山SS スタッフ・砂川界さん:
「115リットルですね。今朝の4時から動いているらしいので、4時から動いてこれくらいですね」
この日は雪で、配達は少々ありましたが、通常の給油は少なめ。午後5時に閉店しました。
「支え合い」が日常の住民

砂川界さん(左)と福原秀樹さん
夜、砂川さんが「お世話になった人」の家に行くということで同行させてもらいました。
福原秀樹さん:
「まあ狭い家だけど」
秋山で一人暮らしをする福原秀樹さん(69)。
福原秀樹さん:
「暖房はヒーターにオイルヒーターに(電気)絨毯に、薪ストーブが向こうに」
砂川界さん:
「(2人の関係は?)もともとはご近所さんですよね。近所にすごく面白い人がいるよって話を聞いて行ってみたら」
福原秀樹さん:
「村の変わり者で通っている。よそ者、ばか者、かわり者って、世の中を変えるのはこの3つだけらしいから、変わり者とよそ者でいいじゃねえか。あとはばか者か」
秋山SS スタッフ・砂川界さん:
「ばか者もおれが兼ねているかもしれない」
秀樹さん:
「期待しているわ」