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成長の裏にチャレンジ精神 長野の人気「おやき店」が創業100年 和菓子からパン、揚げ焼きスタイルのおやきに 今は体験施設も

■揚げ焼きスタイル きっかけは

生地で具材を包む

パン作りのノウハウを生かしたといういろは堂のおやき。作り方を見せてもらいました。

使用する小麦粉はパン作りによく用いられる強力粉。そこに風味を足すそば粉と、柔らかさのもとになるイーストを混ぜ合わせ、1時間ほど寝かせます。

その生地で具材を包んだら、一度、油で揚げます。

揚げる

いろは堂 三代目・伊藤宗正会長:
「揚げることによって、おいしさを閉じ込めることができます。揚げることがうちのおやきの一番の特徴」

焼き上がり

そのあとオーブンでじっくり焼き上げれば、いろは堂の「おやき」の完成です。

実は売れ残って硬くなったおやきを揚げて、「まかない」として出したところ、味も食感も好評で以降、この「揚げ焼きスタイル」が定着したということです。

■かりっとしてふわふわ 

和歌山から夫婦で来店

本店では「焼きたて」が食べられます。

和歌山から夫婦で来店(妻):
「おいしい。揚げてるのっていうのは最近なんですか?」

女将・伊藤園子さん:
「この作り方はずっと変わってませんで、うち独自の焼き方ですね」

妻:
「ふわふわなんですよ外、かりっとしててふわふわで独特の食感で、揚げてるのがすごいなと思って」

夫:
「味はもう抜群、僕はおやきは基本的にはあまり好きじゃないんですけどね、皮がごつくて食べるのがしんどいというか、こっちのほうが柔らかくて皮が薄くて食べやすい」

■郷土食が注目 おやきの専門店

タイ・バンコクに出店

1980年代、大分県から広がった「一村一品運動」で郷土食が注目されるとおやきの専門店として再スタート。2代目夫婦と一緒に3代目の伊藤さんも全国各地のデパートを回り、認知度を上げてきました。

そして海外にも挑戦。

いろは堂・スタッフ:
「ここがいろは堂のある通りです、右側にいろは堂です」

2014年、タイ・バンコクに出店しました。1年ほどで撤退しましたが、初の海外進出はおやきや日本の食文化の魅力を再認識する良い経験になったと言います。

いろは堂 三代目・伊藤宗正会長:
「お店を構えてやれたというのは、これから海外うんぬんというときの1つの原点としていい経験をさせていただいたなと。長野だけではない、和食と呼ばれる日本のローカルフードとして次の世代は世界にうっていってくれればうれしい」

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