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成長の裏にチャレンジ精神 長野の人気「おやき店」が創業100年 和菓子からパン、揚げ焼きスタイルのおやきに 今は体験施設も

従業員138人を数える

2代目夫婦と2人の従業員で始まったおやき作り。

現在は直営店6店舗、従業員138人を数え一日およそ2万個のおやきを作るまでに成長しました。

■おやきづくり体験

「OYAKI FARM(オヤキ ファーム)」

さらに―。

次の時代を見据えて新しい工場と共に2022年にオープンさせたのが「OYAKI FARM(オヤキ ファーム)」。指揮をとったのは2023年、社長に就任した、4代目の拓宗さん(39)です。

いろは堂 四代目・伊藤拓宗社長:
「外に向けて幅広い地域とか、幅広い世代の人におやきの可能性とか、面白さを感じてもらえる場所にしたいというコンセプトで始めました」

オーストラリアから

長野インター近くという立地もあり、この時期、売店やカフェには多くの外国人客の姿が見られます。

オーストラリアから:
「とても美しくて、すごくおいしいんだ。信じられないよ」
「かぼちゃを食べたけど、とてもおいしい。気に入ったわ」

「おやきづくり体験」

スタッフ:
「押しながら両手を内側に持ってきていただく」

おやきファームの目玉は「おやきづくり体験」。午前・午後の2回、工場と同じ作り方を体験することができます。
(※要予約一般1800円 3歳以上小学生以下1500円)

この日は、宮城県の親子と関西から来た姉妹が挑戦していました。

宮城から(子ども):
「生地をこねこねするところが楽しかった」

宮城から(父親):
「いい体験だと思います、冬休みの宿題にもなるかなと」

自分で作ったおやきの味は格別です。

大阪から(姉):
「出来立ては初めてなので、おいしかったです。めっちゃ、アツアツで」

兵庫から(妹):
「おやきの歴史も一緒に勉強できたので、そういう体験は海外の人にとってもすごくいい。こういうのをもっと広めていただいたらいいと思う」

■次の100年に向けた新たな挑戦

「いろは堂」鬼無里本店

1月8日、長野市鬼無里。

いろは堂 四代目・伊藤拓宗社長:
「皆さん、あけましておめでとうございます」
「今年は、いろは堂が創業100周年を迎える年になります。守るべきことを守りながら変えるべきところは変えていくと、会社としても一人一人も変化と挑戦の機会を持っていただければと思う」

和菓子からパン、そしておやきと挑戦を続けてきたいろは堂。次の100年に向けた新たな挑戦が始まります。

左:いろは堂 三代目・伊藤宗正会長 右:四代目・伊藤拓宗社長

いろは堂 四代目・伊藤拓宗社長:
「改めておやきの持っている力とかポテンシャルをたくさんの人に発信したいと思うと、地域の人にも改めておやきの魅力に気づいていただけるような発信をしていきたい」

いろは堂 三代目・伊藤宗正会長:
「われわれが考え出したのではなく、この地域で生まれ、育まれたものであるので、それをなりわいとして仕事をしていけることがありがたいですし、感謝しながら前を向いて頑張っていってもらいたい」

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