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「ちょっとでも元気づけたい」能登に思い寄せ…クリスマス炊き出し 台風災害で受けた支援の恩返し【能登半島地震からまもなく1年】

炊き出しをする星野百代さん

能登半島地震からまもなく1年。特集は今も続く信州からの支援です。台風災害で受けた支援の恩返しにと、炊き出し支援を続ける長野市で飲食店を営む夫婦が、クリスマスに温かい食事と楽しい時間を届けました。


■輪島市の仮設住宅でのクリスマス

仮設住宅の集会所での炊き出し

石川県輪島市門前町。小学校の校庭に建てられたこちらの仮設住宅には、100人余りが生活しています。

その集会所から、楽しそうな声が。

星野百代さん:
「それではみなさん、メリークリスマース!」

住民:
「メリークリスマス」

焼きそばや鶏肉のからあげ。シュークリームやティラミスも。

住民:
「ボリュームがあって仮設ではこういうの、あまり作らない。ウインナーとかお芋の煮たものとかね。おいしいです」
「いつも一人で部屋にいるのに大勢の方がたくさん集まって、にぎやかにクリスマスって子供に戻ったみたい」

■長野市で飲食店営む夫婦が料理提供

炊き出しをする星野良和さん

星野良和さん:
「みんなで力合わせて頑張って。また来るから」

料理を提供したのは、長野市長沼地区で飲食店を営む星野良和さん(60)と百代さん(42)の夫婦。能登での炊き出し支援はこれで27回目です。

星野良和さん:
「一度受けた恩というのは、永遠に続くもんだと思っていますので、困ってる人を助けたい、助けられたら助けたいという思いがやっぱり強いんじゃないかな」

■5年前の台風災害支援の恩返し

5年前の台風19号災害(長野市)

5年前の台風19号災害。当時、信州新町に住んでいた星野さん夫婦は、浸水被害が広がった長沼地区で炊き出し支援を続けてきました。2021年には長沼に移住してジンギスカンなどを提供する店をオープン。地域と共に歩んできました。

元日に発生した能登半島地震。2人は直後から炊き出し支援を行ってきました。それは恩返しの気持ちからです。

星野良和さん(2024年1月):
「長野の決壊の時も炊き出ししていたんですけど、その時に石川輪島からもボランティアさん来てくれて。輪島には必ず来ようと思っていたので、その思いで来ました」

2人はその後も継続的に能登を訪れ炊き出しを続けてきました。

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長野放送ニュース

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