■小さな成功、それが成長に

太樹さんが描いた取材カメラマン
踊りだけでなく、カラオケ教室で歌ったり、絵を描いたりと、表現することが好きな太樹さん。取材した稽古の日の絵日記を見せてくれました。
日記を読む・太樹さん:
「ムーンナイトサーカスに行きました。練習、ダンスと歌、みんなで踊りました。テレビカメラが来た」
この日の絵も描いてくれることに。
取材カメラマン:
「カメラも描いてくれているの?」
太樹さん:
「そう」
太樹さん:
「父と母と僕です」
太樹さんは一家を明るく照らす太陽のような存在です。
母・恭子さん:
「明るくて元気で、ただただかわいいです。癒やしの存在です」
父・勝也さん:
「小さな成功を積み重ねていくと、それが成長につながるんじゃないかと期待はあって、楽しみながら成長してくれるとうれしい」
本番まで、あと4日。
太樹さん:
「がんばるぞ!おー」
■自主練の成果を発揮

メイクをしてもらった太樹さん
12月21日、公演当日―。
楽屋では太樹さんも本番用のメイクをしてもらっていました。
太樹さん:
「(メイクしてもらって)うれしい。ドキドキだけど、がんばります」

ジャグリング
金井ケイスケさん:
「ムーンナイトサーカスでいこうか」
円陣:
「ムーンナイトサーカス!」
公演スタート。
オープニング:
「ようこそ、ムーンナイトサーカスへ。これからすてきな仲間たちとの楽しいサーカスが始まるよ」

ムーンナイトサーカス
プロのキャストには、金井さんと一緒に東京パラリンピックに参加したメンバーもいて迫力の演技を披露しました。

自主練の成果を見せる太樹さん(中央)
自主練の成果を発揮!
演出家・金井ケイスケさん:
「誰かが何かを突破する瞬間、何か限界を超えたその瞬間に感動が起きる」

会場は満席
会場は満席―。
父・勝也さんも客席で―。
終演:
「ありがとうございました!」

障がいがある人も
客(女の子):
「迫力があってすごかった。体に影響があるのに頑張っていてすごいと思った」
客(男性):
「障がいのある人や、プロのサーカスアーティストがサーカスを一つ挟むことで、フラットにつながって見えるのがすてき。社会がこの世界のようになるといいなと思います」