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技をつないで文化財を守る「こけら職人」の心意気 一番の思い出は京都・西本願寺の国宝「御影堂」の仕事 屋根板を作って半世紀

4代目の弘忠さんと父・芳博さん

4代目・栗山弘忠さん:
「(父は)とにかく真面目なコツコツというか、そんなにしゃべる人じゃないけど、一生懸命、仕事している姿はよく見ていました。20何年間、父親というよりも自分の師匠というか、先輩である人が認められるのは素直にうれしい」

■期待の若手も

木戸智裕さん(24)

栗山さんの隣で作業をするのは入社7年目の木戸智裕さん(24・木曽町出身)。

期待の若手です。

木戸智裕さん(24):
「見学に来させてもらった時に単純にかっこいいなと思ったし、自分が働いてる姿が一番想像できたので、ここにしようと思った」

栗山芳博さん:
「一生懸命だね、体力あるし、若いし。慣れてきたし注意することはないな」

■技をつないで文化財を守る

栗山木工の3代目・栗山芳博会長

栗山さんによりますと、木曽の屋根板業者はかつて10軒ほどありましたが、今は栗山木工も含め2軒。職人の高齢化も進んでいます。

技をつないで、文化財を守る。栗山さんの仕事はこれからも続きます。

3代目・栗山芳博会長
「私の姿見て、みんなが励みになってくれればと思って体が動く間中は頑張って、文化財のためにも若い人は養成していかないと。どっちかというと、うち、地味で裏方だし、そういうことが好きだってそういう人が来てくれればうれしい」

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