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昭和レトロな「無人ホテル」オープン かつて県内随一の繁華街に新たな人の流れを 空き家になっていた旅館を活用

■ホテル名は地域のシンボルから

映画館の「相生座」

20代の頃、上越から度々、権堂に訪れていたという笹川さん。ホテルの名前に使った「aioi」は地域のシンボルともいえる映画館の「相生座」にあやかっています。街の様子は寂しくはなりましたが、魅力は十分あると感じています。

宿屋 GONDO aioi・笹川亮さん:
「昭和レトロな建物はそのまま。これは昔も今も変わってなくて、逆に他ではなかなか見られない建物だと思いますけどね。1店舗1店舗が癖が強いというか、それはすごくいい意味だと思います。お店を運営している人たちもすごく温かみのある、そういう方たちが多いので」

■商店街店主も歓迎

権堂アーケード

ホテルのオープンを権堂の店主たちは歓迎しています。

手打ちそば処 とがくし・中川麻子さん:
「もー、大歓迎ですね。私もね、55年やってるんですよ。だけど今、人があまりいないでしょ。だからそういうものはどんどんできてもらって、出入りしてもらった方がいいわけ」

珈琲専科 ブラジル・関川美穂子さん:
「うちモーニングをやっているので朝、来ていただけたりしたら、うちのお店としたら盛り上がります。いい方向に進んでいただければと思います」

■商店街全体でお出迎えできたら

今、全国で増えつつある「無人」のホテル

「相生」という言葉には「一緒に生育する」という意味があります。

笹川さんたちは、今後も同様のホテルを増やし商店とも連携しながら商店街全体で多くの客を迎えたい考えです。

宿屋 GONDO aioi・笹川亮さん:
「いろんな造りのホテルがこの商店街だと実現できると思うので、できれば少しずつでも魅力あふれる宿泊所を増やしていきたい。連携を図りながらお互いにお客さんが行き来できるような形で、商店街全体でお客さんをお出迎えできるような流れがつくれればいいのかな」

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長野放送ニュース

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