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あの日は秋晴れ 多くの登山者が…戦後最悪の被害 死者58人・行方不明者5人 「火山防災」は今…山荘の支配人「使命は教訓を伝える」【御嶽山噴火10年】

二ノ池山荘にも噴石が

小寺さんが意識していることは、災害を伝えること。

二ノ池山荘・小寺祐介支配人:
「剣ヶ峰があっという間に黒い火山灰に飲み込まれて、斜面に噴石が当たって、パンパンパンという乾いた音を立ててました。5分もたたないうちにお昼の青空がなくなって全部灰色の空に変わってしまいました」

噴火前 紅葉真っ盛りの時期

宿泊者には自身が撮影した写真で当時の様子を伝えています。

噴火後 山は灰色に

二ノ池山荘・小寺祐介支配人:
「26日は本当にこんなきれいな紅葉真っ盛りの時期でした。灰で埋まってしまって、山が灰色になって、登山者の服の色しかないんです」

二ノ池山荘 写真集

噴火から10年の節目に小寺さんは写真集も作成しました。

教訓を伝えることが「使命」だと感じています。

御嶽山(2024年9月18日)

二ノ池山荘・小寺祐介支配人:
「いくら噴火対策を整えたとはいえ、御嶽山が火山であることに変わりはありません。噴火当日いた人間として、そういったことを語り部のような形で伝えていくのも、ひとつの『使命』なんじゃないかなと思っております」

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