YouTube X Instagram

「閉校」がきっかけ 地域を元気づけ、絆を確かめ合う「夏祭り」 中学校最後の卒業生の父親が企画

■中学校最後の卒業式

中学校最後の卒業式(2024年3月)

中学校最後の卒業式。

2年前から新入生は近隣の中学校に進学しており、在校生はいません。3年生6人は保護者や地元住民に見守られ、巣立っていきました。

卒業生・青木さんの三女・優依さん(右から4人目)

卒業生・青木さんの三女・優依さん:
「最後の卒業生がこの6人で良かったなと思う。自分をしっかり持って高校生活を送りたい」

■交流の場に!この夏も開催

地元の人たちの交流の場に

8月12日―。

この夏も企画された祭り。2023年の開催が好評だったこともありますが、かつて集落ごとに行われていた盆踊りが住民の減少やコロナ禍でほとんど行われなくなったことも背景にあります。

夏まつり実行委員長・青木栄樹さん:
「この時期ちょうどお盆の始まりということで、帰省する人たちにも参加してもらいながら、おじいちゃん、おばあちゃん、地元の人たちの交流の場というのが一番の目的として開催」

須坂市から帰省

2023年を上回る人が訪れました。

住民(80代):
「おいしいね。こういう所で食べるのが一番おいしい。(普段は)こういう若い人たちがいなくてさみしいよ。このように七二会もみんないれば、こんなにうれしいことないと思う」

須坂市から帰省(40代):
「活気があり、すごく楽しい祭り。友達いれば集まったりするけど、学校まではなかなか来ない、久しぶりで楽しかった」

■中学校最後の卒業生も再会楽しむ

中学校最後の卒業生たち

中学校最後の卒業生も訪れ、久しぶりの再会を楽しんでいました。

卒業生・青木さんの三女・優依さん:
「会うのも久しぶりで、七二会中学校のグラウンドに来るのも久しぶりだからうれしいし、楽しい」

中学校最後の卒業生たち

夕方、残りの3人も合流ー。

中学校最後の卒業生・小柳勇斗さん:
「最初来た時、話せるかなと距離を置いていたので、やっぱり半年くらいでは変わらなくて、話せて、自分が心配していたのがバカみたいで、話が通じ合って面白いですね」

■夜は盆踊りと花火

盆踊り

午後7時、やぐらを囲み盆踊りが始まりました。運動会などで踊られてきた「陣場平音頭」などが流れ、子どもからお年寄りまで盆踊りを楽しみました。

孫・千曲市から:
「楽しい。踊ったことがある曲があったので楽しい」

祖母(70代):
「久々に孫と踊れて楽しかった」

住民(80代):
「最高に楽しかった。これが毎年続けばいいなと思う。皆さんと触れ合うことも大事だから」

七二会にちなんで72発の花火

そして、祭りの最後はー

七二会にちなんで72発の花火が夜空にー。

■長く続け、つながりできれば

打ち上げ花火を眺める青木栄樹さん

地域にもたらされた久々のにぎわいと、それぞれの胸に刻まれた夏の思い出。青木さんたちは夏まつりを長く続けたいと考えています。

夏まつり実行委員長・青木栄樹さん:
「お祭りというコンテンツを使い、みんなのつながり、世代を超えたつながりができれば、本当に最高なイベントになるのかなと改めて感じた1日になりました。来年またこの場でみんなとお会いしたいなと思いました」

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ