別れと感謝を告げる常連客が次々と…

30年来の常連客
人気のランチは体力面から7月末で終了。それでも、連日、常連客が詰めかけています。
30年来の常連客:
「何するの?」
久保田富夫さん:
「全然考えてない」
こちらは、通って30年になる女性。
30年来の常連客:
「なくなっちゃうんだもんね…しょうがないけど、寂しいです。これからどうしよう、来るとこなくなっちゃって
久保田富夫さん:
「悪い悪い」
30年来の常連客:
「実感がわかない。まだずっと続くみたいな」

埼玉から駆け付けた男性
こちらは、埼玉から駆け付けた男性。市内に住んでいたおよそ20年前、店に通っていました。
埼玉から:
「やっぱり寂しいことは寂しいよね。1年に1回2回は来ようと思ってても機会がないから…」
久保田富夫さん:
「(来てくれて)うれしかった」
埼玉から:
「閉店する前に会えてよかった」
久保田富夫さん:
「サンキュー。行ってらっしゃい」

客からの感謝の言葉
閉店の張り紙には感謝のメッセージ…
(客からのメッセージ)
「たくさん思い出をありがとうございました!珈香最高!」
「長い間お店を守っていたマスター、最高にかっこよかったです!」

10年来の常連客(8/13)
こちらの女性も10年間通った常連客。仕事の都合でこの日が最後の来店でした。
10年来の常連客:
「寂しいです、正直言うとね(涙ぐむ)。自分の中では永遠にこのお店はあるような感じでいたから、急でショック大きかったんだけど、マスターの体のこともあるし、無理してほしくないから…。(マスターには)感謝しかないです。長い間ありがとうございましたと、お疲れさまでした」
最後は記念撮影―。
久保田富夫さん:
「気をつけてやれ」
10年来の常連客:
「ほんとに長い間…また泣いちゃう」
最後の日まで「いってらっしゃい」

「いってらっしゃい」
閉店まで残り4日。(8月21日~24日)
最後の時まで久保田さんはいつも通り、客を迎え、送り出すつもりです。
「珈香」マスター・久保田富夫さん:
「体的にはきついけど、エプロンをしてカウンターに立つと、みんなから力もらえるんで、やっぱりこの仕事が天職だったんだと思う。
それが分かって、幸せなんだよね。(最後の日まで)普通に笑って、いつも通りに、『ありがとうございます、いってらっしゃい』と過ごせればいいかな」
久保田さん:
「いってらっしゃい」