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お盆のごちそう「えご」の今 長野の一部地域の“伝統の味” 原料は日本海でとれる海藻 消費量・収穫量は減少傾向

■仏壇にお供えしてから食べると

「えご」を食べる子どもたち

仏壇にお供えー

「いただきます!」

豪華な料理が並ぶお盆の食卓。えごを食べた子どもたちはー

ひ孫・駿さん:
「でも、いける」

■子ども「後から嫌、おいしくない」

「えご」を食べた子どもたちは

駿さん:
「後から嫌だ。最初食べたときは大丈夫だった。(どんな味がした?)謎」

ひ孫・慶さん:
「おいしくない」

■「大人になると好きになるよ」

からし醤油やわさび醤油をつけて

食べ慣れていない子どもたちは苦戦していましたが大人たちは、からし醤油やわさび醤油をつけてー。

長男・実也さん:
「おいしいです。子どものときはちょっと苦手だったんですけど、やっぱり大人になって味覚が変わるんですかね、好きになりました」

長男・実也さん:
「大人になると好きになるよ、きっと」

■塩の道で入ってきたという言い伝え

塩の道

磯の香りが広がり、ミネラルも豊富な「えご」はまさにごちそう。

信州には「塩の道」で入ってきたといわれ、食べられているのは大北地域や西山地域、飯山地域などです。

西山より先の長野市街地方面に広がらなかった理由についてはこんな言い伝えがあります。

島田満智子さん:
「100年以上前だね。糸魚川から流れてきたというか、行商の人が(エゴノリを)売りに来て、西山というかこのへんで売り切れちゃったから、だからここまでの人が食べるの」

島田さん宅で出された「えご」

時代や環境の変化を受ける「えご」。

それでも信州には、作るのも、食べるのも楽しみにしている人たちがまだまだ大勢います。

島田満智子さん:
「ずっと続けばいいと思うけどね。私は生まれ育ったから、この味に慣れているというか、おいしいと思うんじゃないかな。

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