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“昭和の銭湯”最後の日 老朽化と体力の衰えで…惜しむ声多く 近所の女の子から「95年目」の金メダル 後継者募集へ 4代目「銭湯の火、消さない人来るのを信じて」  

10年以上の常連・江森俊光さんと息子 (提供:江森さん)

親子で思い出をつくり、最終営業にも江森さんだけで駆けつけました。

10年以上の常連・江森俊光さん:
「いつもより長めに入らせてもらったので本当に気持ちよかった。お世話になりました」

番台に座る・渋谷美津子さん:
「こちらこそお世話になりました。いい記念を残していただいてありがとうございました。息子さんにもよろしく言って」

閉店のあいさつを聞く客

午後10時、ついに閉店の時間を迎えました。

桑の湯4代目・桑沢弘幸さん:
「桑の湯を継いでくれる、塩尻の銭湯の灯を消さない方が必ず来てくれると信じています。その人たちが来ても変わらず桑の湯を愛していただきたいと思います」

母・節代さん:
「心から感謝申し上げます。ありがとうございました」

客から花束を受け取る母・節代さん

桑の湯4代目・桑沢弘幸さん:
「安堵の気持ちでいっぱいです。何事もなく、普通に銭湯をやれたことが一番の感謝の気持ちです」

母・節代さん:
「気持ちよくね、きょうの日を迎えられて良かったなと思って。(後継者の)新しい人たちには考えや思いがあると思うので、いい方向に進んでいけるように祈っております」

桑沢弘幸さん:
「母ちゃん、お疲れさま。今までありがとうございました」

母・節代さん:
「こちらこそありがとう」

桑沢弘幸さん:
「あしたからも元気で」

母・節代さん:
「あした、またシャッターを上げてしまいそう(笑)」

6月30日、95年の歴史に幕を下ろした塩尻市の「桑の湯」

95年の歴史に幕を下ろした桑の湯。後を継ぐ事業者が現れるのを願っています。

桑の湯4代目・桑沢弘幸さん:
「ありがとうございました」

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