
長野東 水球チーム顧問・堀知幸教諭
OBで現在、顧問を務める堀教諭(50)もこのプールで練習に励みました。
長野東 水球チーム顧問・堀知幸教諭:
「水球なんかすごくマイナー競技ですので、国スポ・国体がきっかけじゃなければ、なかなか強化がしづらいスポーツ」

1978(昭和53)年、やまびこ国体で水球の会場となった長野東のプール
部員の減少で一度、途絶えたチームを4年前に復活させた堀教諭。国スポの見直し論に対しては「財政負担だけでなく競技の普及などプラス効果についても考えてほしい」と話します。
長野東 水球チーム顧問・堀知幸教諭:
「国体で水球がなければ私自身もここで競技をやっていないと思いますので、お金だけじゃなくて国体があったからこういうことができたという方も考えてほしい。費用対効果と言われるとあれなんですけども、(国スポは)きっかけなので、10年20年先を見て効果を感じてもらえればいいなと」

「長野ジュニアクラブ」の練習(2019年取材/箕輪町)
財政負担とスポーツ振興。国スポのあり方を巡っては日本スポーツ協会で検討部会が設置されますが、4年後に開催を控える信州でも議論が必要となりそうです。
長野県・阿部守一知事:
「大会が終わった後、スポーツ文化が定着して、アスリートだけでなく、広く多くの県民がスポーツに親しめるような状況に持っていく、長野県が目指している方向性。国スポの目的や意義が何なのかということも含めて考えていくことが必要。ゼロベースでしっかり考えていく」