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「1円でも安く」物価高と戦う“地域密着”のスーパー 手作り総菜・弁当が人気 「特売」「量り売り」など工夫

■水曜と木曜は特売も

週2回の特売 エビ天丼とチャーハン

冒頭で紹介した「チャーハン」や「エビ天丼」などの売れ筋は毎週水曜と木曜、50円から100円ほど値下げして販売しています。

エビ天丼を購入:
「自分の家で揚げてやるなら、エビを買っただけでも300円、400円。そう思えば安い」

かつて販売していた100円弁当(画像提供:新鮮屋オタギリ)

実はチャーハンやカレーライスは3年前までは、なんと「100円均一」で販売。客に人気でした。

しかしー。

新鮮屋オタギリ・小田切洋司専務:
「油だったりとか調味料関係というのが、ここ数年で本当に値段が上がってきていて、100円お弁当は、原価的に厳しいということで、泣く泣く今はやっていない」

■物価高と戦う

新鮮屋オタギリ・小田切洋司専務:

物価高と戦っているのは消費者だけでなく店も。週2回の弁当の特売は安さを「売り」にしてきた店のこだわりです。

新鮮屋オタギリ・小田切洋司専務:
「値段を上げるのは本当に簡単なことで、誰でもできてしまうが、お客さまの家計の事情だったりというのも同じように物価が上がっているので、(値上げは)やっぱり一番最後にしようという思いで」

■仕入れは社長の目利きで

飯山中央市場

飯山中央市場で始まった山菜の競り。

そこに新鮮屋オタギリの小田切裕治社長の姿がありました。

新鮮屋オタギリ・小田切裕治社長:
「主に山菜とか春のものとかスポット商品とかお買い得品みたいなものを買いに」

新鮮屋オタギリ・小田切裕治社長

商品や食材を安く仕入れるのは店の大原則。

グループの牧場から仕入れる牛肉などは安くなりますが一部の野菜などはこうして、社長が市場に出かけて直接、仕入れています。

この日、仕入れたのはタラノメ、コゴミ、ウドなど、旬の山菜。

経営は徐々に息子の洋司専務に任せつつありますが、仕入れは、目利きの社長の出番です。

新鮮屋オタギリ・小田切裕治社長:
「季節のものだし、季節を感じてもらって量が増えると割とお買い得に」

■人気の「量り売り」も

土日に行われる総菜の量り売り

4月21日―。

にぎわう日曜の店内。土日は好評のイベントが行われます。

(記者リポート)
「こちらのコーナーで販売されているのは、量り売りの総菜です。ずらりと並んでどれを選ぼうか迷ってしまいますね」

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長野放送ニュース

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