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完売必至!高校生が提案「サンド&デニッシュ」規格外の高級ブドウ使用 廃棄物や食品ロスの削減へ

人気のサンド&デニッシュ

特集は「もったいない」から生まれたSDGsなパンです。長野県千曲市の女子高校生のアイデアで廃棄されるはずだった高級ブドウを使ったパンが販売され、「完売必至」の人気となっています。

■SDGsなサンド&デニッシュ

フルーツサンド350円

焼き立てのパンに生クリームを搾り、上にのせるのは、シャインマスカットにクイーンルージュ。

こちらは、食パンにたっぷりの生クリームとシャインマスカット、ナガノパープルを挟んだフルーツサンドです。

パン店「マーロハーモ」(長野県千曲市)

ここは千曲市のパン店「マーロハーモ」。

2つのパンが次々と売れていきます。

客にも好評!

市内から:
「見た目もおいしそうだったので、購入しました」

上越から:
「クイーンルージュ食べたことなかったので、食べてみたいなと」

規格外のシャインマスカット

二つに使われている高級ブドウ、実は、傷がつくなどして廃棄されるはずだった「規格外」のブドウです。

上田西高校3年・新村七瀬さん

アイデアを出したのは千曲市の高校3年生・新村七瀬さん(17)です。

上田西高校3年・新村七瀬さん:
「学校のSDGsの活動やメディアを通して食品ロスについて見聞きしていたので、自分が行動することで何か変えられることができるのではないかと考えました。自分の提案した商品がお店に売り出していることがすごくうれしい」

2022年の文化祭 新村さん(左)提供画像

上田市の高校に通う新村さん。

2022年の文化祭のテーマは「SDGs」でした。

■規格外のブドウが廃棄…

生花店で売れ残った花をポプリなどにして販売(画像提供:新村さん)

新村さんのクラスは生花店で売れ残った花をポプリやハーバリウムにして販売。

すると、評判は上々で完売しました。

規格外のブドウ

これをきっかけに新村さんは、他にも無駄をなくせるケースがあるのではと探すようになり、やがて規格外のブドウが廃棄されていることを知りました。

上田西高校3年・新村七瀬さん:
「もったいないと思って、それを利用できればと思いました」

■店・農家・新村さんの願いが合致

七瀬さんの叔父・新村悟さん

新村さんの考えに賛同し、知り合いの農家に掛け合ったのが叔父の悟さんです。

七瀬さんの叔父・新村悟さん:
「結構割れてしまうので、ミカンの段ボール箱が1週間で1箱くらい(規格外が)出るみたい。穴を掘って埋めて廃棄したりという形をとっていたようです」

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