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強い熱意!上田城を復元したい 懸賞金も有力情報なし…「市民の会」設立 資金調達などで市をバックアップ

上田城の櫓などの復元へ新たな動きです。商工会議所などを中心に「市民の会」が設立され、資金調達などで市をバックアップしようとしています。

「上田城復元の夢を叶える市民の会」・柳沢憲一郎会長:
「上田城を復元したい!強い熱意をもっていきたい」

2日、設立総会を開いた「上田城復元の夢を叶える市民の会」には商工会議所や自治会連合会など12の団体が参加しました。

上田城跡は江戸時代、真田氏の次にこの地を治めた仙石氏が整備したもので、3つの櫓が現存しています。

本来7つありましたが、他の4つは明治時代に取り壊されてしまいました。

しかし、解体前に撮影されたこの写真が130年後に役立ちます。

1994年、上田市は写真を基に本丸の入口に「櫓門」を復元することが出来ました。

写真や古文書を探そうと今年6月には総額500万円の懸賞金を開始。上田市によりますとこれまでに15件の情報が寄せられましたが、「これは!」という有力な物はないということです。

上田市 櫓復元推進室・和根崎剛室長:
「懸賞金を支払えるような有力な情報については、いまだにない」

2018年には「復元に役立てて」と匿名で10億円が寄付されましたが、本格的な整備には数十億円が必要になると見込まれています。

「市民の会」は民間の立場で市を後押しするため今後、上田城で行うイベントやシンポジウムで寄付を呼び掛け、懸賞金についてもPRしたいということです。

「上田城復元の夢を叶える市民の会」・柳沢憲一郎会長:
「二人三脚で市のできないことをお手伝いしながら私たちも独自に機運醸成に努める。ぜひ市民の皆さんにも参加してほしい」

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