千曲川河川事務所の管理区域内では塩崎地区を含め12カ所で「ヤミ畑」が確認されています。
■畑の奥にはニワトリ小屋も
(記者リポート)
「なにか土を耕すような動作が確認できます」
塩崎地区の河川敷では国有地だけでなく、長野市の土地・市有地とみられる場所にも「ヤミ畑」がありました。
中国出身で75歳になるという、こちらの女性はー。
記者:
「この看板を見て何か思うことはありますか?」
中国出身の75歳女性:
「やめろ、畑やめろ、だめ」
記者:
「なぜやめないのかなと?」
中国出身の75歳女性:
「うん、やめない」
記者:
「この看板見ても、やめようとかは?」
中国出身の75歳女性:
「私、知らない」
女性の畑の奥には、ニワトリ小屋も建てられていて、案内してくれました。
記者:
「これ卵(を産む)?」
中国出身の75歳女性:
「卵、きょう、卵ない」
■解決の決め手がなく長期化
周囲の「ヤミ畑」にも農機具小屋のような建物が点在しています。こうした工作物も、本来、河川管理者の許可なしに建てることはできません。
千曲川河川事務所・山田浩史 占用調整課長:
「工作物は、洪水時にそれが流れて堤防に当たるとか、橋脚の方に流れるとか、危ないものになる」
解決の決め手がなく長期化しているヤミ畑問題。千曲川河川事務所は対策の強化を検討中です。
千曲川河川事務所・山田浩史占用調整課長:
「今後、物理的に入れないような対策とか、そういうのは考えていかなければならないかと」