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生涯現役!91歳衰えぬ『卓球愛』 競技歴80年 今年も全国大会優勝 卓球が縁で結婚も 「卓球は友」

「東京卓球選手権大会」90歳以上の部で優勝した時の金メダル

浜惣六さん(91):
「これが今年の優勝です」

一番、新しい金メダル。今年3月、都内で開かれた全国大会の「90歳以上の部」で優勝した時のものです。この大会は50代のころから優勝を重ねています。

浜惣六さん(91):
「集大成の一つです。重く感じるね、うんと」

夫婦でダブルスを組み大会に出場

浜さんの活躍を支えてきたのは妻の幸子さんです。

幸子さんも高校では卓球部。実はそこに浜さんがコーチに来ていて2人は「卓球がつないだ縁」で結婚しました。

家庭だけでなく競技でもダブルス。夫婦で県大会や全国大会に出場してきました。

浜さんと妻の幸子さん

浜幸子さん(88):
「当時はケンカしながらやってた。『そんなボールとれねえのか』とか言われて(笑)。今も現役はビックリしちゃうね。でも、続けていると体にも良いし、お父さんには一生涯続けてほしいね」

3キロのウオーキングが日課

午前中、浜さんは自宅近くの裏山に出かけます。70代のころに足を痛めて以来、筋力を維持しようと約3キロのウオーキングを日課にしています。

浜惣六さん(91):
「もともと長距離は嫌いではなかったので、苦にならないので始められた」

普段から腕立ては70回

さらに、家では筋力トレーニングも。

浜惣六さん(91):
「(腕立て伏せは)30回くらいかな、軽くやっときます。(きつくないですか?)いやー、70回はやるね。やらないと気が済まない」

岡谷北部中学校・卓球部の外部コーチも務める浜さん

後進の育成にも力を入れています。この日、中学生を指導した浜さん。自身の子どもが通っていたのが縁で、岡谷北部中学校卓球部の外部コーチをもう45年も務めています。

浜惣六さん(91):
「私は強い弱いは関係ないと教える。卓球を好きになってもらって、とにかく仲良くやれと。それで楽しく仲良くやると楽しいから元気が出る」

生徒とダブルスで試合

生徒との練習試合は本気で対戦。勝負の厳しさも教えます。

浜惣六さん(91):
「全部打たれるよ、大きいサーブ出せば。ここで横回転をかければ、相手からぷっと逃げる。バックにこうやってやれば、ふっとこっちに曲がる」

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