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中央アルプスで遭難 2人死亡 長野県内で山岳遭難が多発…先週22日から計6人死亡確認 県警が注意呼びかけ

資料 中央アルプス千畳敷

中央アルプス千畳敷付近(標高約2800メートル)で体調不良となった名古屋市の会社員の62歳がヘリコプターで救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、男性は30日、2人パーティで中央アルプス千畳敷から入山し、八丁坂を下山中、体調不良となりました。

同行者から午前11時過ぎ、救助要請を受け、午後0時40分ごろ、長野県消防防災ヘリで救助しましたが、男性は心肺停止の状態で松本市内の病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。

中央アルプスでは、30日午前10時過ぎ、空木岳付近の登山道(標高約2750メートル)で、男性が倒れているのを登山者が発見、山小屋を通じて通報があり、長野県警ヘリで昼過ぎ、救助しましたが、男性は心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。

男性は50代から60代くらいで、警察が身元の確認を進めるとともに、詳しい状況を調べています。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいて、先週22日からあわせて6人の死亡が確認されています。

長野県警によりますと、特に転倒や滑落による遭難が多発していて、下山中の遭難が後を絶たない状況だということです。下山するまで集中力を切らすことがないよう、こまめな休憩、ゆとりをもった行動を心掛けるよう呼びかけています。

あすから10月、朝晩の冷え込みも厳しくなる中、汗や雨でぬれると低体温症になることもあるので、着替えや防寒着を必ず携行し、防寒対策を万全にしてほしいとしています。

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長野放送ニュース

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