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タマネギの甘さとニンニク 50年以上続く人気の味と信州との深い縁 上越のみそラーメン「ニューミサ」

タマネギとモヤシがたっぷり入った看板商品、みそラーメン(900円)

特集はお隣・新潟県上越で50年以上続く人気食堂です。看板商品はみそラーメン。上越の海に行く途中にあり、長野県内にも多くのファンがいます。しかも経営者夫婦の妻は長野市出身。信州とも縁が深い店と人気の味を取材しました。

■タマネギとモヤシたっぷり

食堂ニューミサ

国道18号線で新潟県へ。県境から15分ほど走ると、「食堂ニューミサ」があります。

中細の縮れ麺に、タマネギとモヤシがたっぷり入った、白みそ仕立てのスープ。こちらが看板商品のみそラーメンです。

多くの客でにぎわう

糸魚川市から:
「昔から通っているんですけど、全然味も変わらず安定で、おいしいです」

飯山市から:
「長野県です、飯山です。ちょっと時間あるときは(上越まで)来て食べようと」

夏休み中のこの時期は連日、行列ができる人気ぶりです。

■店の名前のルーツは祖母「ミサさん」

2代目・上田貴之さんと妻の幸子さん

店を営むのは製麺担当の2代目・上田貴之さん(58)と厨房を取り仕切る幸子さん(51)の夫婦。

食堂ニューミサ・上田幸子さん:
「ありがたいとしか言いようがない。本当にお客さまのおかげで、うちのような古いお店が維持できているというのは本当の話」

4店舗ある「ミサ」の地図

「ミサ」と名の付く店は現在、上越市と妙高市に4店舗あります。店の名前のルーツは貴之さんの祖母・中田ミサさん。経営していた自動車学校の食堂をもとに1965年、現在の本店をオープンさせました。

2年後、北海道で喫茶店を営んでいた娘夫婦、つまり貴之さんの両親を呼び寄せ、「ニューミサ」を立ち上げました。

食堂ニューミサ 2代目・上田貴之さん:
「(本店は)もともと自動車学校の食堂部という立ち位置で、生徒とか先生とかをまず相手にしていた。小さい店だったので、一般のお客さんが入れなくなったので食堂一本で店をやろうと」

二つの店は「信州の海」として親しまれている上越の海水浴場へのルート上にあり、長野県民のファンも増やしていきました。

■信州と深い縁

食堂ニューミサ・上田幸子さん

「ニューミサ」の女将・幸子さんも元長野県民。結婚する前は長野市の実家で美容師をしていました。夫・貴之さんとの出会いのきっかけも実は「信州の海」でした。

1993年の夏、直江津の海水浴場に友人と出かけた幸子さん。帰り道で、車が故障してしまいました。

食堂ニューミサ・上田幸子さん:
「ガソリンスタンドで直していたらスタンドの方が、すぐ直らないから、そこに『ニューミサ』って店があるから休んでてくださいと言われて来たんです。主人が接客をしていて話をして『お休みいつですか』と聞かれて『火曜日です』と。その次の火曜日から毎週(長野に)通われて(笑)そんなのが縁で」

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