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【戦後78年】壮絶な「集団自決」満蒙開拓の悲劇 “記憶”つなぐ高校生ガイド 少しずつ育つ若い伝え手

■自分の言葉を交え、わかりやすく

小田切さんは、自分の言葉を交え、わかりやすく…

逃避行担当の小田切さんはー。

松川高校ボランティア部部長・小田切彩風さん:
「こちらは一夜にして500人余りが銃による集団自決をした開拓団です。もしかしたら、仲のいい人にも銃を向けて殺し合ったのかもしれません」

久保田さんの話も思い出し、わかりやすい説明を心がけました。

松川高校ボランティア部部長・小田切彩風さん:
「この開拓団は、自決ではなく、逃げるという選択をとりました。泥水を飲んででも、爪がはげようとも逃げた開拓団です」

部員11人、久しぶりのガイドをやり遂げました。

茨城から研修に訪れた高校生:
「熱意、関心を持っているんだと非常に感じました」

埼玉在住・元開拓団員(83):
「本当に若い人が引き継いでくれて、素晴らしいなと思いました。涙が出そう」

■少しずつ育つ若い伝え手

満蒙開拓平和記念館

記念館の三沢事務局長は、若い「伝え手」たちに希望を見出しています。

満蒙開拓平和記念館・三沢亜紀 事務局長:
「子どもたちの学びの中には希望があるとすごく感じているんです。
子どもたちは民族や国境を越えていろんな人の立場にたって考える力がある。彼ら自身が発信する、伝え手になる、そこが何かこれから先、こういった歴史を伝える大きなヒントになるんじゃないかな」

ボランティア部はこの夏休み、小さな子ども向けのガイドにも挑戦します。

松川高校ボランティア部部長・小田切彩風さん:
「新しい言葉を加えつつ次世代につなげていくためにも、小さい子でもわかりやすく、言葉を選びつつやっていきたいです」

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