
生アイス・ダブル(ヘーゼルナッツとヘーゼルチョコ)450円
特集はヘーゼルナッツ。長野市で栽培を始めた第一人者の男性が「一大産地」にしようと栽培や加工を教える「学校」を開設した。長野と言えば「ヘーゼルナッツ」という時代が来るかもしれない。
■”第一人者”が次の一手

長野市上駒沢「つくりたて生アイスの店 ふるフル」
長野市古里の「ふるフル」。一度も冷凍しない作り立ての「生アイス」が人気の店。
多くの客がお目当てにしている味がある。

「ふるフル」は多くのファンでにぎわう
客:
「おいしい~。めっちゃヘーゼルナッツだ」
一番人気のヘーゼルナッツは、店の隣の畑で収穫された長野市産。
池田町から:
「香りがすごくいいですね、おいしいです。来たかいがあった」
神奈川から帰省中:
「おいしいです。ナッツがおいしい。必ず長野帰ったら連れてきてもらうんです」

岡田浩史さん(ヘーゼルナッツ畑 2022年11月)
9年前、ヘーゼルナッツの栽培を始め、生アイスの店も開いた岡田浩史さん(63)。
今や国産ヘーゼルナッツ栽培の第一人者だ。

フル里農産加工・岡田浩史さん(7月26日開校式あいさつ)
岡田さんが打った次の一手はー。
フル里農産加工・岡田浩史さん:
「新たな国産ヘーゼルナッツの第一歩という形で、収益があがる農業、実際にビジネスモデルとしてシステムを構築していければ」

ヘーゼルナッツ学校
なんと、栽培や加工を学んでもらう「学校」を開設。ヘーゼルナッツの栽培をさらに広げたい考えだ。
フル里農産加工・岡田浩史さん:
「なんでこんなことやっちゃうのかなと思うんですけど、僕がやらなかったら絶対、誰もやってくれないだろうと思うので、思い切って決断した」
■53歳で会社を辞め、新たな挑戦

岡田さんは長く食品加工設備の輸入商社に勤務(画像提供:岡田さん)
食品加工機械の輸入商社に勤務していた岡田さん。
出張先のイタリア・ピエモンテ州でヘーゼルナッツと出会った。

イタリア・ピエモンテ州のヘーゼルナッツ畑(画像提供:岡田さん)
ピエモンテの州都・トリノは冬季オリンピックの開催地。気候や景色が長野と似ていると感じた。
岡田浩史さん(2022年11月):
「全身鳥肌が立って、じゃあ、長野でも作れるじゃんと思って」

2013年会社を辞め、ヘーゼルナッツの栽培に着手(画像提供:岡田さん)
直感を信じ53歳で会社を辞め2013年、ヘーゼルナッツの栽培に乗り出した。
農業経験はゼロだったが狙いは当たり、3年後には実を収穫できるようになった。