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“教場”涙の旅立ち 伝統の『激走訓練』乗り越え警察学校卒業 同期、教官に支えられ…「行ってきます」 

体育館前に集められた初任科生と初任補修科生およそ50人

7月24日―。

体育館前に集められた初任科生と、配属後に改めて学び直す初任補修科生およそ50人。

警備実施訓練前

犬童啓太教官:
「いいな、全力でやるんだぞ。お前らの思い出づくりでも何でもねえからな、これは訓練だからな」

伝統の「警備実施訓練」

卒業を前にした伝統の「警備実施訓練」が始まる。重さ6キロほどの盾を持ちながら8.5キロ走る訓練だ。

炎天下の中、隊列を維持して走る。

柄澤颯人巡査

途中、休憩を挟み―。

第178期・柄澤颯人巡査:
「腕パンパンできついですね。まだ結構あるので頑張ります」

伝統の「警備実施訓練」

再び、激走―。

苦しい表情を浮かべながらも走り続ける―。

野澤将吾巡査(前から2人目、左)

この日、長野の最高気温は34℃。

第178期・野澤将吾巡査:
「日差しがかなりさしてきてきついです、盾も持っているので。その分、体の疲れもあるので合わせて、かなりきついです」

第178期の担任 井上佳和 教官

見守る井上教官は、初任科生の「担任」。

井上佳和教官:
「今のところ元気についてきてくれていて、訓練の成果が出ていると思う。警察は元気がないと仕事が進まないので、最後まで元気よく走り切ってもらいたいと思う」

最後の休憩を終えるとー。

教官:
「全力で行くぞ、声出していけよ」

「警備実施訓練」残り2キロ

残り2キロー。

ペースを上げていく。

休憩をはさみながらおよそ2時間ー。

警察学校に到着した。

訓練を終えてー

訓練を終えてー。

犬童啓太教官:
「君たち世代、ひどい言われようです、正直。元気がないZ世代、コミュニケーションが苦手、年配の人たちから時に悔しいことを言われてます。正直、ここ来て思ったのは、元気あるじゃねえかって思いました。学校で元気あるじゃねえかって。内なる元気をしっかり秘めて、ここ出ても頑張ってください」

大嶋未玲巡査

第178期・大嶋未玲巡査:
「とてもきつかったんですけど、一番前を走っていて後ろから同期の声が聞こえてきたので、それがすごい励みになって最後まで走ることができて良かったです」

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