
信州黄金シャモを炒める
一口大にカットし、よく炒めたら、先ほどのベースに投入。

信州黄金シャモカレーの完成
さらにトマトも追加してひと煮立ちさせ、最後にガラムマサラを加えたら完成だ。
調理部 部長・工藤真緒さん:
「いろんな失敗をしながらきたんですけど、頑張ってきたと思います」
■試食会 カレーの評価は?

試食会
いよいよ「試食会」。
柳沢さんの他、レトルトカレーを製造する会社の関係者が招かれた。
生徒たちが作ったカレーと、業者があらかじめ作ったレトルトカレーを食べ比べる。

ピンクの付箋はこの日生徒が作り、黄色と緑の付箋はレトルトカレー
ピンクの付箋はこの日、生徒たちが作ったもの。
黄色と緑の付箋は、生徒たちのレシピを基にしたレトルトカレーで辛さが違う。

この日、生徒たちが作ったカレーを試食
とや原ファーム・柳沢祐一代表理事:
「大変おいしゅうございました。(生徒の作ったものは)歯ごたえを殺さずに、上手に作ってあったと思います、味も申し分ないと思います」
■肉の食感が…レトルトは改良が必要

生徒たちのレシピを基にしたレトルトカレーを試食
一方、レトルトのカレーはー。
とや原ファーム・柳沢祐一代表理事:
「レトルト感が強いですね。(肉の)食感がいまひとつですね」

真ん中:工藤さん、右:平林さん
調理部 部長・工藤真緒さん:
「1番(生徒が作ったもの)は歯ごたえがあった」
カレー研代表・平林愛夢さん:
「2と3(レトルト)はホロホロしてるよね。かまなくてもいける」

手前2つがレトルトカレー
レトルトにすると、信州黄金シャモ特有の「歯ごたえ」が失われていた。
レトルトの開発を担当するセフコ営業部・池田栄司課長:
「レトルトだと殺菌をしなければいけないので、120℃の高温で圧力をかけて加熱するので、肉への火の入り方が違ってくる。もう少し改良は必要かなと」
課題がはっきりとしたことが、この日の成果。
■再び、納得の味目指し挑戦

右:工藤さん 左:平林さん
レトルトカレーは、まず9月の文化祭で販売される予定で、引き続き生徒たちも改良点などを提案することにしている。
調理部 部長・工藤真緒さん:
「みんな一緒に頑張ってきた仲間なので、9月で販売できたらいいなと思います」

高校生が作った信州黄金シャモカレー
カレー研代表・平林愛夢さん:
「食べてくださった人たちが、他の人にもおいしかったよって言ってくれたらどんどん広まっていくと思うので、文化祭で売れるように頑張っていきたいと思います」