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高校のカレー研と調理部が挑戦「信州黄金シャモカレー」商品化 生産者とタッグ組み試作重ねレトルト製品に

ブランド地鶏「信州黄金シャモ」カレー

長野県松本市の松本第一高校の生徒たちがブランド地鶏「信州黄金シャモ」のレトルトカレーの商品化に取り組んでいる。生産者とタッグを組み納得の味を目指している。


■料理を研究する高校生たちが挑戦

松本第一高校食物科の生徒

カレーのスパイシーな香りが漂う調理室。作っているのは、松本第一高校食物科の生徒。「調理部」と「カレー研究同好会」の面々だ。

調理部は、部活動として授業以外でも料理を研究している。

一方、「カレー研」は、月1回、カレーに特化して研究している有志の集まりだ。

信州黄金シャモカレー

そうした料理好きが集まって、この日作ったのは、県のブランド地鶏「信州黄金シャモ」を使ったカレー。

実は、生産者と連携して、レトルトカレーとして商品化することを目指している。

■「信州黄金シャモ」の生産者が提案

高校生レストラン(画像提供:松本第一高校)

開発のきっかけは「高校生レストラン」。食物科の有志が保護者や市民を招いて、料理を味わってもらう毎年恒例の催しだ。

2022年のレストランで生徒たちは、フランス料理のメニューに「信州黄金シャモ」を使うことになり、生産施設を見学した。

するとー。

調理部 部長・工藤真緒さん

調理部 部長・工藤真緒さん:
「その生産者さんが『カレーを開発しませんか』と声をかけてくださったので、カレー研と調理部で開発することになりました」

東御市の「とや原ファーム」

カレーの商品化を提案した東御市の「とや原ファーム」。

年間およそ9000羽の信州黄金シャモを出荷していて、県内9つの生産者の中でも最大級だ。

とや原ファーム・柳沢祐一代表理事

見学に訪れた生徒たちに、代表理事の柳沢祐一さんが声をかけた。

とや原ファーム・柳沢祐一代表理事:
「学校にカレー部(同好会)があるというお話をお聞きして『だったらレトルトカレー作れませんかね』っていうお話をさせてもらったのが、最初の話です。カレーだと、手軽に信州黄金シャモを味わえるので良いんじゃないかなと」

■味には自身 課題は知名度

信州黄金シャモ

県が「シャモ」と「名古屋種」を掛け合わせて開発した「信州黄金シャモ」。ブランドを守るため、飼育には厳格な基準がある。

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