
おやき店「ほり川」
店は畑のすぐ近く。
小森茄子のおやきを作っている様子を見せてもらった。

切ったナスにみそを塗る
切ったナスにみそを塗り、もう1枚、ナスを乗せて生地で包む。
おやきをいったん、色がつくまで揚げるのが「ほり川」流だ。

蒸し器に入れる
揚げたら、蒸し器に入れておよそ40分ー。
小森茄子のおやきが出来上がった。(205円税別)

記者が試食
記者が試食―。
(記者リポート)
「おいしい!ナスが丸ごと入っているので、トロっとしたナスの食感が残っていて、また、中のおみそに負けないくらいナスの風味、味がしっかりしていてとてもおいしいです」
■「伝統」を守りたい

丸ナス(小森茄子)おやき
丸ナスのおやきは、以前から平日でも100個以上売れる店の一番人気。小森茄子にしてからもそれは変わらない。
購入した客:
「(ナスが)柔らかくて食べやすいし、子どももそのままかじって食べられるのでうれしい」
「おいしいナスで生地とすごく合う」
「大好きです、ジュワジュワで」

おやきの店ほり川・堀川真理代表
経営者の長女・真理さんはー。
おやきの店ほり川・堀川真理代表:
「(小森茄子は)甘みが強いというか、ナスらしさが強く感じられると思う」

丸ナス(小森茄子)のおやき
堀川さんは味もさることながら、明治時代から食べられてきた「伝統」を守ることに意義を感じていて、栽培量を増やしたい考えだ。
堀川安子さん:
「私のお店(のおやき)が、すべて小森茄子に代わっていけるようになれたら楽しいなと思う。私たちが目指すところだと思います」
■創作日本料理も

小森茄子を使った料理を日本料理店の湯本忠仁さん(手前)が提案
収穫期を迎え、定番のおやき以外の食べ方も紹介し、生産者と飲食関係の事業者を結びつける「試食会」も開かれた。
日本料理:「ゆ庵」・湯本忠仁代表:
「皮も薄いし、味もしみこみやすくて、食べやすい伝統野菜のひとつだと思います」
ナス料理を提案したのは、市内で日本料理店を営む湯本忠仁さん。

春巻き
「いただきます」
試食した料理は4品。
小森茄子を5時間塩水に浸して炊いた「炊き込みご飯」。
甘酒で甘辛く煮た「含め煮」。
豚肉、青じそと一緒にライスペーパーで巻いた「春巻き」。