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飲みかけのペットボトルは「食中毒」危険 カレーの作り置き、麦茶も…予防の3つのキーワード

食中毒注意

暑くてジメジメする夏。注意したいのが食品の取り扱いだ。生野菜やカレーの作り置き、飲みかけのペットボトル、そして麦茶も油断禁物。また、バーベキューにも思わぬ落とし穴が。食中毒を防ぐポイントを保健所の担当者に聞いた。

■3つのキーワード

長野市の食品一斉取り締まり

「高温多湿」になるこの時期。気を付けたいのが「食中毒」だ。長野市保健所は3日からスーパーの一斉取り締まりをスタート。生鮮食品の温度管理や表示を確認した。

一方、買い物客は―。

客:
「帰ったらすぐチルド室に入れること、なるべく早く調理して十分加熱することは気を付けています」
「(魚は)できるだけ生じゃなくて、塩ふってあるとか、粕ふってあるのだとかにする。肉も一応買っていきますけど、今夜使うものだけ、あとはきちんと包んで冷凍にします」

「生もの」の扱いに気を使う人が多いよう。

長野市保健所食品生活衛生課 関口徳之課長補佐

夏場の食中毒は、気温が30度を超え湿度も高くなることで、「細菌」が増えやすくなり発生する。

県内では5月以降、既に幼稚園と飲食店で2件、集団食中毒が確認されている。

プロのいる現場でも起きてしまう食中毒。家庭ではどのような点に気を付ければよいのだろうか。

長野市保健所食品生活衛生課・関口徳之課長補佐:
「つけない、増やさない、やっつけるという3つのキーワードがよく使われます」

■「つけない」

野菜はよく洗う

まずは「つけない」。これは食品を細菌で汚染させないこと。

長野市保健所食品生活衛生課・関口徳之課長補佐:
「調理前に手洗いをしていただくとか、工程中に生肉を触ったら手を洗うとか、生肉とか魚を使った調理器具、包丁、まな板を他の物に使わないとか、食品を汚染しないようにすることが大事」

生で食べる機会が増える野菜。土の中にも細菌が多いため、まずしっかり洗おう。

調理の順番も大事

順番も大事。サラダや漬物など生のまま口に入れるものは、先に調理を。

肉や魚を先にすると、手などを介してそのあと扱う食品に細菌を付けてしまう「交差汚染」を引き起こしかねない。

長野市保健所食品生活衛生課・関口徳之課長補佐:
「お肉を切る、魚を扱う前に野菜を扱って、速やかに冷蔵庫で冷やしておく。それで食べてもらうのがいいと思います」

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