
心身の不調を訴える人が増える、梅雨の時季
梅雨の時季になると、体のだるさや気分の落ち込みなど、心身の不調を訴える人が増えます。いわゆる「梅雨だる」です。皆さんはいかがでしょうか。原因と対処法を医師に聞きました。
■悩みを聞いてみた

雨や曇りの日が多い梅雨
雨や曇りの日が多い梅雨。一転、気温が上昇し蒸し暑くなる日も。この時季になると体調が優れないという人、多いのではないでしょうか。

心身の不調を訴える人が増える、梅雨の時季
街で聞くとー。
街の人:
「(天気が)下り坂に向かう時と、晴れに向かう時も(頭が)痛い時があります。漢方薬飲んでます。(効きますか?)長い目で見たらましになったかなという気はします」
「立ったらクラっとしたり、雲っていたり、雨が降っている日とか」
「やっぱりだるかったり、季節のせいかなと思っているんですけど。こたつがあって反対にエアコンを使ったり、目まぐるしいというか」
「体が重いですね、だるいというか。職場の人も同じようなこと言ってますね。『梅雨だるだな』とか、『季節の変わり目はそうだよね』とか、そういう話ばかりしています」
梅雨時の体調不良、「梅雨だる」。悩んでいる人や困っている人は多いようです。
■9割は女性「梅雨だる」

安曇野内科ストレスケアクリニック・飯田俊穂医師
医師はー。
安曇野内科ストレスケアクリニック・飯田俊穂医師:
「大変多いですね、ここ数年大変増えてきました。やはり頭痛とかめまい、イライラ、不安、気持ちが落ちている、力が入らない、だるいとか、自律神経に症状が出てくる方が非常に多いですね」
安曇野市で内科・心療内科のクリニックを開く飯田俊穂医師。
「梅雨だる」を含め気象の変化による不調は「気象病」に分類されるとし、一般的に症状を訴える人の多くは女性だと言います。
こちらのクリニックでは女性が9割を占め、ここ1~2週間は特に具合の悪い人が多いそうです。
■主な症状は

気象病の症状
こちらが気象病の主な症状。
身体的なものとしては、頭痛や倦怠感、めまいなど。
精神的なものでは、不安感やネガティブな気持ちが強くなることなどが挙げられます。