
富山を満喫 提供:ひじり観光タクシー
バスは外注だが、黒岩さんが企画し、顔の広い宮本さんが営業。2人も旅行に付き添う。
ひじり観光タクシー・宮本悦子さん:
「知ってる人が多いもので、話すとみんな喜んで行ってくれる。和気あいあいと、いつも楽しくやってきます」
ツアー参加者:
「おいしいお魚を食べたいと希望してたんです。楽しみにしてます」
この日の参加者は信州新町、信更町、鬼無里の25人。
氷見の市場や「梅かまミュージアム」などをめぐり、富山を満喫した。
■2人の女性社員「地元の魅力発信を」

左・宮本悦子さん 右・黒岩説子さん
タクシー運転手・宮本悦子さん:
「さあ、仕事」
旅行業に活路を見出したい2人。
今、あたためているのはー。
旅行事業部・黒岩説子さん:
「山あいの会社ですし、タクシーでしか通れない道を通って、絶景やおいしいものを食べたり」

地元の魅力をインスタで発信
タクシーでめぐる「西山の旅」。
地域を知りつくす宮本さんが案内しながら、黒岩さんがツアーの構想を練る。
長野市七二会の「大平風穴」。100年ほど前、蚕の卵を保存するのに使われていた。
旅行事業部・黒岩説子さん:
「季節ごとに、このスポットがいいんじゃないかというところへ連れていってもらいます」
タクシー運転手・宮本悦子さん:
「私が運転してその場所へ案内して、いいところ探そうってやっています」
旅行事業部・黒岩説子さん:
「せっかくだからいい写真を撮って、皆さんに知ってもらいたいから」

「臥雲の三本杉」を撮影
これまでも数回ツアーを企画したが、参加者が集まらず実施できたのは1回だけ。
そこで黒岩さんは、まず西山の魅力を広めようと、四季折々の風景や見所の写真をSNSで発信している。
長野市中条地区の臥雲院。市の天然記念物に指定されている「臥雲の三本杉」を撮影した。

左・黒岩説子さん 右・宮本悦子さん
山あいのタクシー会社を支える2人。西山の旅を軌道に乗せることが当面の目標だ。
旅行事業部・黒岩説子さん:
「いつかこの地域の『ひじりしか考えられない』という旅行も活気づいて、お客さん来ていただけるようになるかもしれないという夢を持ち続けて、その傍らにいつもえっちゃんがいてくれて、本当にかけがえのない人なんです」
タクシー運転手・宮本悦子さん:
「少しでも協力して、あちこち私も探して『せっちゃんここいいよ』と連れて歩いて、せっちゃんはいろいろ計画して、私は人集めして、一緒に頑張っていこうと思います」