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個人判断で“マスク外した従業員3割”…企業側「外した方がいい」 市窓口職員は高齢者への感染予防で着用

街ではマスクを着用する人が多いようです。では屋内ではどうでしょうか?飲食店や企業、市役所を取材しました。

長野駅前の飲食店「ウインズ」です。ランチ営業の時間に取材すると…。

食事中以外の時間では、マスクを着けている人がほとんどでした。

マスク着用:
「屋内だったらしようかなと」
「(マスクを)していれば、ちょっとでも(感染の)確率が下がるのかなと」

マスクを外して来店する人も…

マスク外して来店:
「このぐらい(の混雑)ならまだいいかなと。もっと密集すればするかもしれません。もうそんなに気にする必要はないのかな」

店は、客は「個人の判断」としますが、従業員のマスクの着用は続けます。

ウインズ・田中正之店長:
「個人の対応なので、自分の中で自分の身を守るという観点で(対策を)やっていただければ」

企業は…

マスクを外して仕事をする社員。長野市の本久ホールディングスの本社です。

本久グループでは、2月から事業所内のマスク着用を「個人の判断」としています。

「13日から外した」という人もいました。

マスク外した人:
「どうしても息苦しさや集中を欠いちゃう時があるので、取れる時は取って作業したい」
「私は新入社員なので皆さんに顔覚えてもらえたりとか、オープンに表情とか分かった方がいいので、外して良かったところだと思う」

マスクなしの効果を加藤相談役は次の様に話しています。

本久ホールディングス・加藤久雄相談役:
「(マスク着用では)コミュニケーションがとれないという悩みがある。できるだけ早くマスクを外した方がいいかなと思ったので(個人判断に)したわけです」

ただ会社によりますと、マスクを外している人は現在、3割ほどにとどまっています。

マスクして着用:
「入社した時からずっとマスクをしてたので、外しにくいじゃないけどマスクしていることに慣れちゃって、こっちの方が落ち着く」
「朝も結構(時間に)ギリギリの生活してるので、化粧するとなると今よりもう少し早起きしないといけないところはデメリット」

企業では「個人の判断」としていますが、新年度に向け徐々に日常に戻っていけばと話しています。

長野市役所では職員は基本的に「個人の判断」です。ただ…

(記者リポート)
「長野市役所では、窓口業務にあたる職員は、基本的にマスクの着用を継続します」

来庁者には着用を求めませんが、市民と直接会話をする窓口の職員は着用を続けます。

長野市市民窓口課・大宮栄一課長補佐:
「高齢者への感染のリスクを防ぐため職員はマスクを着用していて、引き続き窓口のパーテーションは設置をさせていただいている」

重症化リスクのある人への感染予防を念頭に置いての対応です。

国や県は、医療機関の受診や高齢者施設などを訪問するとき、混雑した交通機関を利用するときなどは着用を推奨しています。

学校について文部科学省は、4月1日以降の新学期から基本的にマスク着用を求めないとするガイドラインを示す方針です。


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