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3Dプリンタを駆使…工業高校生の“本気すぎる”ヒーローショー 園児が大興奮 「課題研究」から生まれた15年ぶり復活の“駒工ファイターズ” 地域を盛り上げようと奮闘中

■15年ぶり復活、受け継がれる伝統

イナリ役(右)とワルサー役

12月は2つの保育園で公演があり練習は大詰めです。セリフは事前に録音し効果音やBGMを合わせて編集しています。「疾風太郎」は次々に手品を披露し、悪役を驚かせるのが見せ場。音と動きをきっちり合わせなければいけません。

「疾風太郎」役(リーダー)・山口興奇さん:
「ちょっと焦っちゃうときもあるけど緊張がすごいです」

4人で戦う一番の見せ場は―。

駒工ファイターズのメンバー:
「最終決戦だ!行くぞ!」
「ごめん間違えた!」

まだ息が合っていません。

生徒:
「やっぱり動き、みんなちゃんと確認しよう」
「それだね、一番は。動き、ガチで」

駒ケ根工業高校は以前も「コマレンジャー」など生徒がヒーローとして活動し、地域のイベントなどを盛り上げてきましたが、ここ15年ほどは休止状態でした。

かつて「コマレンジャー」を指導した西村武久教諭が今年、再び高校に赴任し、復活を提案したところ5人が手を挙げました。

駒ケ根工業高校・西村武久教諭:
「学校内だけでなく地域と関わることで、より深いことを学んでもらえると思います」

悪役・デビル星の「イナリ」役・安田亜久吏さん:
「慌てちゃったり、忘れちゃったってなった時でもいいチームワークができてる感じ。助け合いができてる感じがします」

「疾風太郎」役(リーダー)・山口興奇さん:
「一番は楽しんでもらう。子どもたちが楽しめるような劇にしたいと思います」

■いざ本番!高校生たちのヒーローショー

本番前

12月8日、いよいよ保育園での公演当日。

「疾風太郎」役(リーダー)・山口興奇さん:
「いやあー緊張しますよね。何回やっても慣れないので」

ステージの大きさに合わせ動きを確認します。司会の堀越涼平さんはインフルエンザでしばらく練習に参加できていませんでした。

司会役・堀越涼平さん:
「自宅療養していた中でもちゃんとショーの練習を行っていたので、今は万全に準備ができていると思っています」

本番が近づき緊張が高まっていきます。

「駒工ファイターズ」:
「今回は失敗せずに楽しんでいこうや!がんばろー!えいえいおー!」

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